事業内容
フルハシEPOグループは、持続可能な社会の実現を目指し、バイオマテリアル事業、資源循環事業、環境物流事業、およびその他の事業を展開しています。同社は、木質系廃材のリサイクル処理を受託し、その過程で発生する木質チップを燃料や原料製品として販売しています。また、建設現場から生じる建設副産物の再資源化や、物流機器の製造・販売、中古物流機器の買取販売など、幅広い環境ソリューションを提供しています。
バイオマテリアル事業では、木質系廃材のリサイクル処理受託と木質リサイクルチップの販売を行っており、家屋の解体現場や住宅建設現場等から排出される木質系廃材を対象にしています。資源循環事業では、住宅建設現場等から排出される各種建設副産物のリサイクル処理を受託し、再資源化を進めています。
環境物流事業では、木製パレット等の物流機器の製造・販売を行い、国内外で事業展開をしています。その他の事業としては、環境コンサルティング、施設・交通警備、人材派遣・紹介サービスなどを提供しています。
フルハシEPOグループは、これらの事業を通じて、廃棄物の適正処理及び再資源化の推進、エネルギー問題や気候変動への対応など、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献しています。また、木質バイオマス発電への参画や、都市部及びその近郊での拠点展開を推進することで、都市廃棄物の選別リサイクル促進や地域貢献を目指しています。
経営方針
フルハシEPOグループは、持続可能な社会の実現を目指し、経営理念に「世のため 人のため 地球のため 社員のため」を掲げています。同社は、木質系廃材を再資源化した木質リサイクルチップを製紙原料や建材原料、木質バイオマス発電の石油代替燃料として供給することで、カーボンニュートラルの実現とSDGs達成への寄与を目指しています。また、建設現場から生じる木質系以外の建設副産物の再資源化や、物流機器の製造・販売、中古物流機器の買取販売など、幅広い環境ソリューションに取り組んでいます。
中長期的な成長戦略として、同社は「植林からエネルギー」という経営戦略を掲げ、持続的に調達可能な木質資源の調達、分別、再資源化、供給の一貫したシステムの拡充とその付加価値化を重要視しています。具体的には、バイオマテリアル事業と資源循環事業を通じて、都市部及びその近郊での拠点展開を推進し、新設対応だけでなくM&Aも活用していく方針です。また、木質バイオマス発電事業の創出を目指し、再生可能エネルギー普及のための出資やプロジェクト参画を行っています。
さらに、コンプライアンス体制の充実、コーポレート・ガバナンス体制の向上、人材の確保と育成、SDGsの取り組み強化など、経営基盤の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、フルハシEPOグループは、資源循環・再生可能エネルギー分野での企業成長を図り、社会的な必要性の高まりに応えていく戦略を推進しています。