ライドオンエクスプレスホールディングス【6082】 スタンダード(内国株式)

この会社は、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を展開しています。

ライドオンエクスプレスホールディングス【6082】 スタンダード(内国株式)

この会社は、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を展開しています。

事業内容

ライドオンエクスプレスホールディングスは、調理済食材の宅配を主な事業としており、単一セグメントで事業を展開しています。同社グループは、「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」をテーマに、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」を直営及びフランチャイズ方式でチェーン展開しています。また、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」も直営で展開しております。

直営店舗では、仕入先から食材を仕入れ、店舗で調理を行い、調理済食材を宅配しています。「ファインダイン」では、提携レストランの料理を宅配代行しています。フランチャイズ店舗では、加盟企業に対してフランチャイズ契約に基づき、商標及び運営ノウハウの提供、食材等の販売を行い、対価としてロイヤルティ収入、加盟金収入、食材販売収入等を受領しています。

同社グループの宅配事業は、外食産業のようにお客様の来店を想定しておらず、宅配拠点の立地優位性を追求する必要がないため、物件確保が容易で、物件取得費、設備投資が抑えられる利点があります。また、店舗面積や席数といった制限がないため、繁忙期にはアルバイト、配達車両の調整を行い、積極的に販売促進活動をすることによって売上の極大化を図ることが可能です。

お客様からの注文は、電話及びWEBサイトより受け付けており、配達のためにお客様のお名前、ご住所等を受注システムに登録する必要があるため、顧客情報や注文履歴といった顧客データベース(ビッグデータ)を保有しています。これらの情報を連動することにより、お客様ごとの嗜好性や店舗状況を逐次把握・分析することが可能となっています。

このような特性を生かして、同社グループは、ひとつの拠点に複数の店舗を出店する「複合化戦略」を促進しております。例えば、宅配寿司「銀のさら」が出店されている拠点に、宅配御膳「釜寅」など別の店舗を出店する戦略です。この戦略により、1拠点における売上の拡大、出店設備投資の抑制、物件・設備の共有、顧客データの店舗間での相互活用が可能となり、設備費、人件費、販促費を抑えています。

特集記事

経営方針

ライドオンエクスプレスホールディングスは、宅配寿司「銀のさら」や宅配御膳「釜寅」などを展開し、顧客の「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」を実現することを使命としています。同社は、次世代ホームネット戦略を基本戦略とし、業務提携やM&Aを通じて新しいライフスタイルの創出に貢献しています。

経営環境においては、日本の少子高齢化や単身世帯の増加を背景に、フードデリバリー需要が増加している一方で、水産物の仕入れ環境の厳しさや原材料価格の上昇などの課題に直面しています。これらの課題に対応するため、同社は収益力の強化、新規市場の開拓、人財の採用及び育成に取り組んでいます。

収益力強化のためには、新規顧客の獲得とリピート注文の促進が重要であり、オペレーションシステムの強化や開発にも注力しています。新規市場の開拓では、海外市場への出店や新たなオリジナルブランドの開発を進めています。また、労働人口の減少に対応するため、人財の採用と育成にも力を入れており、店舗運営能力の向上やモチベーションの維持・向上に取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、同社は顧客のニーズに応えるサービスの提供を目指し、持続可能な成長を追求しています。