事業内容
ユニバーサル園芸社は、園芸関連商品のレンタルや販売、植栽管理、メンテナンスなどを提供するグリーン事業を中心に展開しています。同社は21社からなるグループで、事業はグリーン事業、卸売事業、小売事業の3つのセグメントに分かれています。
グリーン事業は、関東、関西、海外の各エリアで展開され、主にレンタルグリーンを提供しています。関東エリアでは東京本社を中心に、関西エリアでは大阪本社を中心に活動しています。海外エリアでも同様にレンタルグリーンを展開しています。レンタルグリーン事業では、オフィスや商業施設に観葉植物やアートフラワーを提供し、空間の演出をサポートします。
卸売事業では、観葉植物や造花、エクステリア用石材などを取り扱っています。これらの商品は、海外から輸入したものを国内のショッピングセンターや工務店に卸売しています。観葉植物は生産者や市場から仕入れ、専門小売店に販売しています。
小売事業では、ユニバーサル園芸社の本社敷地内やショッピングセンター内に店舗を設け、草花や観葉植物、園芸資材を個人顧客に販売しています。また、インターネットを通じた通信販売も行っています。これにより、幅広い顧客層に商品を提供しています。
ユニバーサル園芸社は、法人を主な取引先とし、業務委託契約を通じて地域の生花店やビルメンテナンス事業者とも連携しています。これにより、顧客の多様なニーズに応えることができる体制を整えています。
特集記事
経営方針
ユニバーサル園芸社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、明確な成長戦略を掲げています。同社は、適正な利益と成長率を維持しつつ、財務体質の強化を図ることを基本方針としています。また、日本一の総合園芸会社を目指し、社員が誇りを持てる企業文化の醸成を重視しています。これにより、業界における模範的な存在となることを目指しています。
中期経営計画では、令和10年6月期までに売上高300億円、当期純利益30億円を達成することを目標としています。経営指標として売上高経常利益率と自己資本比率を重視し、持続的な成長を追求しています。特に、売上高経常利益率は14.9%と目標を上回る実績を達成しており、経営効率の改善に成功しています。
ユニバーサル園芸社は、顧客サービスの向上と専門化を通じて、同業他社との差別化を図っています。既存事業の基盤整備を進めるとともに、他社との提携やM&Aを通じた事業拡大を積極的に推進しています。また、コーポレート・ガバナンスと内部統制の強化を経営の最重要課題と位置付け、環境変化に対応した行動規範の見直しを行っています。
さらに、収益基盤の強化、人材の確保と育成、組織体制の整備を優先課題としています。特に、レンタルグリーン事業を中核としつつ、壁面緑化や屋上緑化などの新たな収益源の確立を目指しています。人材面では、質の高い技量を持つ人材の採用と育成を重視し、労働環境の整備を進めています。