同社は、クリエイタープラットフォーム事業（CP事業）とクリエイターソリューション事業（CS事業）の2つの主要な事業セグメントを展開しています。CP事業では、「iid-CMP（イード・コンテンツ・マーケティング・プラットフォーム）」を通じて、インターネット広告やデータ・コンテンツの提供を行い、広告料金やデータ利用料金を収益源としています。2024年6月末時点で、21ジャンル81個のWebメディアを運営し、特化した情報を提供しています。

同社の連結子会社には、株式会社エンファクトリーがあり、ECサイト「STYLE STORE」や専門家ポータルサイト「プロファイル」を運営しています。また、株式会社ネットショップ総研は「工具市場」というECサイトを運営し、ECコンサルティングを提供しています。マイケル株式会社は、コミュニティサービス「CARTUNE」を運営し、インターネットサービスの開発を行っています。SAVAWAY株式会社は、ネットショップ管理システム「TEMPOSTAR」を提供し、EC支援サービスを展開しています。

CS事業では、リサーチソリューションとECソリューションを提供しています。リサーチソリューションでは、大規模な定量調査から個人に対する定性調査まで幅広く対応し、顧客のニーズに応じたリサーチを行っています。ECソリューションでは、独自のECシステム「marbleASP」を提供し、デザインの自由度や外部システムとの連携を強化したECサイト構築を支援しています。このシステムは、BtoCだけでなく、対面販売やポイント連携、小学校での教材申込など多様な形態で活用されています。

undefinedは、クリエイタープラットフォーム事業（CP事業）とクリエイターソリューション事業（CS事業）を中心に成長戦略を展開しています。CP事業では、メディアジャンルの拡大とWebメディアの増加を通じて、さらなる事業拡大を目指しています。一方、CS事業では、安定的な収益基盤の維持と新たな収益源の開発に注力しています。これにより、undefinedは多様な収益ポートフォリオを構築し、企業価値の向上を図っています。

undefinedは、事業環境の変化に対応するため、リアルイベントの活性化や新規サービスの創出を推進しています。また、リモートワークの併用やデジタル化の推進を通じて、業務効率化と社内外の関係強化を図っています。さらに、M&Aを活用してWebメディアやコンテンツを取得し、事業領域の拡大を進めています。これにより、新たなビジネス手法や多様なユーザーを獲得し、マーケティングサービスの提供を強化しています。

undefinedは、エンジニアリング力の強化にも注力しています。2019年には、カンボジアにオフショア開発拠点を設立し、AIをはじめとする新技術の利活用を進めています。これにより、効率化と競争力の向上を図っています。また、経営管理体制と情報管理体制の強化を通じて、市場動向や顧客ニーズの変化に迅速かつ柔軟に対応できる組織運営を目指しています。法令遵守の徹底と内部統制の強化も進め、企業価値の継続的向上を図っています。