共和工業所【5971】 スタンダード(内国株式)

ボルト専門メーカー、六角ボルトや特殊ボルトの製造、建設機械や自動車部品の締結用ボルト、メッキ加工、高周波焼入加工。

共和工業所【5971】 スタンダード(内国株式)

ボルト専門メーカー、六角ボルトや特殊ボルトの製造、建設機械や自動車部品の締結用ボルト、メッキ加工、高周波焼入加工。

事業内容

共和工業所グループは、ボルト専門メーカーとして、建設機械、自動車関連、産業機械などの業界向けに、六角ボルトや六角穴付ボルト、特殊ボルトなどの製造・販売を行っています。これらの製品は、冷間鍛造及び熱間鍛造により、素材から熱処理までの一貫生産体制で製造されています。共和工業所の子会社である共和ワークスタイルは、同社製品のメッキ加工を主に手がけ、関連会社のネツレン小松は無段変速機用シャフトの高周波焼入加工を行っています。

共和工業所グループは、建設機械部門ではブルドーザーやパワーショベルなどの部品製造、自動車関連部門ではシャフト部や変速機械用部品の製造、産業機械部門では締結用ボルトの製造を行っており、その他にも船舶や発電機の内燃機関用ボルト、大規模建築物用ボルトの製造も手がけています。これらの製品は、六角ボルト、六角穴付ボルト、特殊ボルトなど多岐にわたり、JIS規格に準拠した製品も提供しています。

同社グループは単一セグメントで運営されており、製造工程においては、冷間製法と熱間製法の両方を用いており、多段式ホーマ成形やその他の工程を経て製品が完成します。これにより、高品質なボルト製品を一貫して提供しています。

経営方針

共和工業所グループは、企業体質の強化と改善、社会的責任の明確化を目指し、品質第一で顧客満足度の向上を最重要課題として位置づけています。同社は、ねじ分野に加え、特殊形状圧造部品など新分野への挑戦を通じて、全社員の幸せと生活の向上、そして永続的な生き残りを目指しています。経営上の目標としては、売上高と営業利益の重視、自己資本比率80%以上、自己資本利益率(ROE)8.0%以上を設定しており、これらを客観的な指標としています。

経済環境の変化に対応するため、共和工業所グループは生産能力の最大限の活用、自動化・省人化の推進、設備能力の増強、技術の蓄積、人的資源の教育強化に努めています。これにより、安定した商品供給と収益の確保を目指しています。特に、人材の確保・育成に重点を置き、従業員の働きやすい環境づくりと能力向上のための研修や評価制度の充実を進めています。

同社グループは、建設機械、自動車関連、産業機械向けに、六角ボルトや特殊ボルトなどの製造・販売を行っており、一貫生産体制を通じて高品質な製品を提供しています。新型コロナウイルス感染症対策やロシア・ウクライナ情勢による経済環境の不透明さの中、同社は安定的な経営を維持し、顧客ニーズに応えるための戦略を推進しています。