岡部【5959】 プライム(内国株式)

建設資機材の製造販売を主軸に、仮設・型枠製品や土木製品、構造機材製品、建材商品などを手がける企業。

岡部【5959】 プライム(内国株式)

建設資機材の製造販売を主軸に、仮設・型枠製品や土木製品、構造機材製品、建材商品などを手がける企業。

事業内容

岡部は、建設資機材の製造販売を主な事業とし、その他の事業分野にも注力しています。岡部グループは、岡部自身と11社の子会社(うち10社は連結)、および4社の関連会社で構成されています。報告セグメントは「建設関連製品事業」の単一セグメントに統一されています。

建設関連製品事業では、仮設・型枠製品、土木製品、構造機材製品、建材商品、建材製商品(海外)を取り扱っています。仮設・型枠製品は、OMM株式会社が製造を担当し、福岡フォームタイ株式会社が九州地区で販売しています。構造機材製品は、株式会社富士ボルト製作所が開発、製造、販売を行い、岡部が仕入れて販売しています。

海外では、OCM, Inc.が米国で建材製品を販売し、OCM Manufacturing LLCが製造を担当しています。インドネシアでは、PT. Okabe Hardware Indonesiaが建材商品を販売し、PT. フジボルトインドネシアが製造を行っています。その他の事業として、株式会社河原が産業機械製品を製造販売し、岡部は海洋資材製品の開発、製造、販売を行っています。

また、米国のオカベCO., INC.は自動車向けボルト・ナット類の企画、販売を行っています。PT. Okabe Hardware Indonesiaは、非建設関連製品事業としてテナント賃貸も行っています。これらの事業を通じて、岡部は多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

岡部は、「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」という経営理念を掲げています。この理念のもと、2040年に向けた「okabe コーポレートビジョン 2040」を策定し、耐震建材メーカーとしての創造力、つなぐ力、人の力を活かし、グローバル・ソリューションプロバイダーとしての成長を目指しています。

中期経営計画「OX-2026」では、カスタマー・セントリック、人的資本経営の実践、DXの推進を柱に据えています。顧客の課題解決を最優先に、新製品開発や新規事業創出を進め、国内外での事業展開を加速させる方針です。また、人的資本を重視し、非財務KPIの設定や海外子会社のガバナンス改善を図ります。

DXの推進では、基幹システムの刷新や業務プロセスの改革を通じて、顧客への付加価値提供を強化します。IT戦略室の新設も行い、次世代への技術・ノウハウの承継を目指します。これにより、岡部は持続可能な社会への貢献を目指し、企業価値の向上を図ります。

岡部は、国内外の市場での成長を目指し、特に北米とインドネシアでの営業基盤強化に注力しています。2025年度には売上高725億円、営業利益47億円、ROE5.2%を目標に掲げ、戦略的な成長投資を通じて収益基盤の強化と株主還元の強化を図ります。