トーソー【5956】 スタンダード(内国株式)

室内装飾関連製品(カーテンレール、インテリアブラインド等)の開発・製造・販売と、ステッキ等の福祉用品の開発・販売を手がける。

トーソー【5956】 スタンダード(内国株式)

室内装飾関連製品(カーテンレール、インテリアブラインド等)の開発・製造・販売と、ステッキ等の福祉用品の開発・販売を手がける。

事業内容

トーソーは、室内装飾関連製品の開発、製造、販売を主軸に事業を展開している企業です。同社グループは、トーソーおよび子会社5社で構成されており、カーテンレール、インテリアブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、アコーデオン式間仕切などの製品を提供しています。これらの製品は、トーソー、P.T.トーソー・インダストリー・インドネシア、東装窓飾(上海)有限公司で製造され、国内外の代理店を通じて主に住宅市場に販売されています。

トーソーは、カーテンレール類、ブラインド類、間仕切類の開発・製造・販売を行っています。連結子会社のサイレントグリス株式会社は、スイスのサイレントグリス社と提携し、カーテンレール類やブラインド類の販売を手掛け、トーソーはその生産を受託しています。また、トーソーサービス株式会社は、室内外装飾品および建築金物商品の販売・取付施工を行い、トーソーは同社へ製品を販売し、取付施工を委託しています。

さらに、P.T.トーソー・インダストリー・インドネシアはカーテンレール類やブラインド類の製造を、東装窓飾(上海)有限公司は中国での製造販売をそれぞれ担当しています。トーソーはこれらの子会社に部品を供給し、製品を購入しています。

その他の事業として、トーソーはステッキ等の福祉用品の開発・販売も行っており、連結子会社のフジホーム株式会社を通じて、国内外から仕入れたステッキ等をホームセンターや介護用品専門店等に販売しています。これらの事業を通じて、トーソーは室内装飾から福祉用品まで、幅広い製品を提供しています。

経営方針

トーソーは、室内装飾関連製品の開発、製造、販売を軸に事業を展開しており、その成長戦略は「Vision2025」に基づいています。同社は、安定した収益基盤の構築、顧客に利益をもたらす製品およびサービスの開発・提案、管理機能の標準化・効率化による生産性向上を重要課題として掲げています。これらの取り組みを通じて、住生活を快適にする会社としての地位を確固たるものにし、新しい価値提案を行い、環境保全にも配慮した事業活動を行っています。

経営指標としては、自己資本当期純利益率(ROE)を重視し、2026年度までに売上高270億円、ROE8%以上を目標としています。この目標達成に向け、新型コロナウイルス感染症の影響や経済環境の不透明性を踏まえつつ、新製品開発力や市場対応力の強化に努めています。

中長期的な経営戦略では、住宅分野の深耕に加え、宿泊施設などの非住宅領域への展開、アジアを中心とした海外販売の強化、保有技術を活用した新規ビジネス領域の拡大に取り組んでいます。また、原価低減や総費用低減による高収益体質への転換と競争力強化も進めています。

トーソーは、カーテンレールやブラインドなどの製品を提供するとともに、ステッキ等の福祉用品の開発・販売も手掛けるなど、室内装飾から福祉用品まで幅広い製品ラインナップを持つ企業です。同社は、これらの事業を通じて、持続的な成長を目指しています。