事業内容
アマテイとそのグループ企業は、主に二つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「建設・梱包向け」で、アマテイ自身が普通釘、特殊釘、各種連結釘、建築用資材、釘打機などの製造、仕入れ、販売を行っています。このセグメントでは、主原料である線材を伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社を通じて株式会社神戸製鋼所等から仕入れています。
第二のセグメントは「電気・輸送機器向け」で、連結子会社の株式会社ナテックが担当しています。ナテックは精密機器用ねじ、自動車部品用ねじ、樹脂用ねじなどの製造と販売を手掛けており、特化した製品を提供しています。
アマテイグループは、これらの事業を通じて、建設業界から電気・輸送機器業界に至るまで、幅広い分野に製品とサービスを提供しています。グループ全体の事業系統図には、これらの事業セグメントと、それぞれの事業がどのように連携しているかが示されています。アマテイグループは、これらの事業を通じて、様々な産業に対して重要な役割を果たしています。
経営方針
アマテイとそのグループ企業は、釘・ねじの専業メーカーとして、社会に貢献する高品質の製品を提供し続けることを使命としています。同社は、法令や社会規範の遵守と透明性のある経営を通じて、安定した利益の確保と企業価値の向上を目指しています。2022年度から2024年度にかけての中期経営計画では、売上高55億円、営業利益1.6億円、当期純利益1億円、ROE7%を目標としています。
アマテイグループは、技術力、開発力、生産能力、ブランド力、情報力を活かし、新製品の提供、価格競争力の強化、財務体質の改善に努めています。特に、建設・梱包向けセグメントでは、国内生産品の提供を通じて、環境意識の高まりや海外情勢を考慮した事業展開を行っています。また、電気・輸送機器向けセグメントでは、電気自動車やハイブリッド車用のバッテリー関連やモーター関連等の特殊締結部品の需要増加に対応し、高付加価値機能部品の製造・販売に注力しています。
同社は、収益力の強化、新製品の拡販、生産効率の改善、製造コストの削減、新規事業の発掘、成長分野への積極投資、人的資本経営の推進、企業価値の最大化、リスク管理及びコンプライアンス・ガバナンス体制の強化など、多角的な戦略を推進しています。これらの取り組みを通じて、アマテイグループは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。