事業内容
日本フイルコンは、産業用機能フィルターやコンベア事業、電子部材・フォトマスク事業、環境・水処理関連事業、不動産賃貸事業、その他の事業を展開しています。産業用機能フィルター・コンベア事業では、紙・パルプ抄造用網の製造・販売を行っており、その販売は北米ではFilcon America, Inc.、欧州ではFILCON EUROPE SARLが担当しています。また、各種工業用特殊網の製造は日本フイルコンを含む複数の企業が行い、販売は国内外で展開しています。
電子部材・フォトマスク事業では、フォトエッチング等の製造・販売を日本フイルコンおよび徳輝科技股份有限公司が手掛け、エスデイアイ・エレクトロニクス・ジャパン㈱は電子部品の輸入販売を行っています。
環境・水処理関連事業では、㈱アクアプロダクトがプール本体や水処理装置、その他環境関連製品の設計・販売を、フジカ濾水機㈱はろ過機本体の設計・販売を行っています。
不動産賃貸事業は日本フイルコンが直接行っており、その他の事業としては、フイルコンサービス㈱がワインの輸入販売等を手掛けています。これらの事業を通じて、日本フイルコンは多岐にわたる分野で事業を展開し、国内外でその事業基盤を広げています。
経営方針
日本フイルコンは、産業用機能フィルターやコンベア事業、電子部材・フォトマスク事業、環境・水処理関連事業、不動産賃貸事業など、多岐にわたる分野で事業を展開しています。同社は、企業理念「夢を持ち一生懸命を楽しもう」「総力で一歩先行くものづくり」「感謝と誠意をかたちで社会へ」を基本に、ステークホルダーへの責任を全うし、社会から信任される企業を目指しています。
中期経営計画では、2023年度から2025年度にかけて、長期ビジョン「100年超え企業として、次の100年も社会が必要とする製品・サービスを生み出し続ける企業集団」の実現に向け、収益力の回復、ESG経営への取り組み、個人の自律意識の向上を重点課題として掲げています。これらの課題に対処するため、環境配慮型製品の開発、M&A、AI・RPAツールの活用による業務効率化、サステナビリティ方針の策定、マテリアリティの特定を通じた価値創造ストーリーの構築などに積極的に取り組んでいます。
また、資本政策の再検討と株主還元強化、IR活動の充実も同社の成長戦略の一環です。連結配当性向30%以上、総還元性向3年平均50%以上を目安に株主還元を強化し、自己資本比率の水準を中長期的には45~55%とすることを目指しています。これらの取り組みを通じて、日本フイルコンは持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。