高田機工【5923】 スタンダード(内国株式)

橋梁事業では新設鋼橋の設計・製作・現場据付、鉄構事業では超高層ビル鉄骨の製作・現場施工を行う。

高田機工【5923】 スタンダード(内国株式)

橋梁事業では新設鋼橋の設計・製作・現場据付、鉄構事業では超高層ビル鉄骨の製作・現場施工を行う。

事業内容

高田機工は、橋梁、鉄骨、およびその他の鋼構造物に関連する幅広い事業を展開しています。同社の事業は主に二つのセグメントに分けられます。

まず、橋梁事業では、新設鋼橋の設計から製作、現場での据付けまでを手掛けています。また、既存の橋梁の維持や補修工事も行っており、橋梁関連の鋼構造物や複合構造物の設計、製作、現場での据付けにも対応しています。さらに、土木や海洋関連の鋼構造物の製作も同社の橋梁事業の一環として提供されています。

次に、鉄構事業では、超高層ビルの鉄骨や大空間構造物の設計、製作、現場での施工を行っています。このセグメントでは、建築物の安全性を高めるための制震部材の製作も手掛けており、高度な技術力を要する分野での実績を有しています。

高田機工はこれらの事業を通じて、建設業界における鋼構造物の設計から施工に至るまでの一連のサービスを提供しており、その技術力と実績で高い評価を受けています。

経営方針

高田機工は、橋梁や鉄骨などの鋼構造物に関連する事業を展開し、高度な技術力と安全を重視した施工で顧客の信頼を得ています。同社は、社会に貢献することを目標に掲げ、良質な社会資本の提供を経営の基本としています。2021年5月14日に発表された第6次中期経営計画では、経営理念を「良質な社会資本を提供し、環境と人に優しい未来を支える」と定め、2024年3月期の完成工事高200億円、経常利益12億円を数値目標としています。

橋梁事業では、新設から保全へのシフトが見られる中、保全工事の割合が増加しています。鉄構事業では、2024年以降の大型再開発案件の着工が見込まれ、鉄骨需要の堅調な推移が予想されます。しかし、人手不足や物価上昇などの課題も抱えています。

経営戦略としては、「安定した収益基盤の構築」「企業価値の向上」「魅力的な企業創り」を重点目標に掲げています。橋梁事業では保全事業対応の体制強化を、鉄構事業では独自技術・製品への注力を進めています。また、新規事業の推進や健康経営優良法人の認定取得など、多様な働き方の実現にも取り組んでいます。

高田機工は、技術開発に努め、経済・文化の発展に貢献する企業として、中期経営計画に基づき、社会資本の提供を通じて環境と人に優しい未来を支える成長戦略を推進しています。