事業内容
瀧上工業とそのグループ企業は、橋梁、鉄骨、その他鉄構物の設計、製作、販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、鋼構造物製造事業、不動産賃貸事業、材料販売事業、運送事業、工作機械製造事業、太陽光発電事業という幅広いセグメントを有しています。
鋼構造物製造事業では、瀧上工業が設計から施工までを手掛け、子会社の瀧上建設興業は土木建築や橋梁の施工、東京フラッグは土木、建築工事の請負や鉄骨鋼材の製造を行っています。また、海外ではUniversal Steel Fabrication Vina-Japan Co.,LTD.が鉄骨加工製品の製造を担当しています。
不動産賃貸事業では、瀧上工業及びその子会社が不動産の賃貸および管理業務を提供しています。材料販売事業では、丸定産業が鋼板の切断・加工販売や鉄筋・建材の販売を行い、瀧上精機工業はボルト・ナット類の製造販売を手掛けています。
運送事業は、丸定運輸が橋梁や鉄骨製品の輸送を担当。工作機械製造事業では、ケイシステックニジューサンが工作機械の設計、製作を行っています。さらに、瀧上工業は太陽光発電事業も展開し、太陽光発電設備による発電を行っています。
これらの事業を通じて、瀧上工業グループは多岐にわたる分野で事業を展開し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
瀧上工業及びそのグループ企業は、橋梁、鉄骨、その他鉄構物の設計、製作、販売を中心に、不動産賃貸、材料販売、運送、工作機械製造、太陽光発電といった多様な事業を展開しています。同社は、品質の確かさで顧客との信頼関係を築く企業理念のもと、経営環境の変化に柔軟かつ強靭に対応する企業体質の実現を目指しています。このため、主力事業の基盤強化と多角化戦略を重視し、安定した経営と持続的な成長を追求しています。
瀧上工業グループは、3年ごとに中期経営計画を策定し、各事業セグメント及びグループ各社の目標と活動計画を設定しています。2022年3月期から2024年3月期を対象とした新中期経営計画では、「柔軟で強靭」な企業体質の実現をスローガンに掲げ、橋梁事業の拡充強化、保全事業への対応、鉄骨事業の体制構築を図ります。また、海外事業と不動産事業にも力を入れ、入札だけに頼らない企業体づくりを目指しています。
同社は、働き方改革やデジタル技術の活用促進にも注力しており、技能労働者の減少に対応するための担い手確保や生産性向上に努めています。2023年3月期の実績では、計画値を上回る業績を達成し、特に鋼構造物製造事業での橋梁受注量の増加や工場稼働率の改善が寄与しました。
瀧上工業グループは、経営目標達成と企業価値向上を目指し、中期経営計画に掲げる施策の着実な取り組みを通じて、売上高及び営業利益の向上を目標としています。