大紀アルミニウム工業所【5702】 プライム(内国株式)

アルミニウム二次合金地金の製造・販売、溶解炉の新築補修、ダイカスト製品の製造を展開。

大紀アルミニウム工業所【5702】 プライム(内国株式)

アルミニウム二次合金地金の製造・販売、溶解炉の新築補修、ダイカスト製品の製造を展開。

事業内容

大紀アルミニウム工業所及びそのグループ会社(以下、同社グループ)は、アルミニウム二次合金地金の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、国内外に19の子会社と1つの関連会社を持ち、幅広い地域で事業を行っています。

同社グループの製品は、アルミニウム二次合金地金を中心に、国内では九州ダイキアルミ、北海道ダイキアルミ、海外ではダイキアルミニウム インダストリー(タイランド)、ダイキアルミニウム インダストリー(マレーシア)、ダイキアルミニウム インダストリー インドネシア、ダイキ オーエム アルミニウム インダストリー(フィリピンズ)、ダイキアルミニウム インダストリー インディアなどが製造・販売しています。

また、同社グループはアルミニウム屑を原料として仕入れ、これを基に製品を製造・販売する一方で、原料としてのアルミニウム屑も販売しています。これにより、アルミニウムのリサイクルにも貢献しています。

さらに、同社グループは溶解炉の新築や補修など、溶解技術に関連する事業も手がけています。この分野では、国内のダイキエンジニアリングや海外のダイキ エンジニアリング、ダイキ エンジニアリング タイ、上海大紀新格工業炉有限公司が製造・販売を行っています。

ダイカスト製品に関しても、国内の聖心製作所や海外のセイシン(タイランド)が製造・販売を担当しており、同社グループは多岐にわたる事業を展開していることがわかります。

経営方針

大紀アルミニウム工業所(以下、同社)とそのグループ会社は、アルミニウム二次合金地金の製造・販売を中心に、国内外で幅広い事業を展開しています。同社グループは、グローバルな視野と環境への配慮を経営の基本方針として掲げ、これを「G&G」と称しています。グローバル戦略では、世界各地での事業展開を通じて、品質・コスト・サービスの面で世界水準を目指しています。また、グリーン戦略として、リサイクルを中心としたエコロジーに配慮した企業活動を継続しています。

同社グループは、2030年に向けた中長期的な経営戦略「DAIKI∞NEXT∞」を策定し、持続可能な成長を目指しています。この戦略では、将来の外部環境の変化に対応するため、社会のサステナビリティへの関心の高まりや企業の社会的責任の重視を踏まえ、重要課題(マテリアリティ)を特定し、中期経営計画に組み込んでいます。これにより、企業価値の向上を図っています。

経営環境においては、世界経済の減速や自動車メーカーの生産量の伸び悩みなど、外部からの様々なリスクが予想されます。これに対し、同社グループは、効率的な生産体制の構築や原材料価格の変動に対応できる購買体制の確立など、経営環境の変化に迅速に対応することで、事業の発展を目指しています。

以上のように、大紀アルミニウム工業所グループは、グローバルとグリーンを軸にした経営方針のもと、中長期的な成長戦略を推進し、持続可能な企業価値の向上に努めています。