ROBOT PAYMENT【4374】 グロース(内国株式)

ペイメント事業では「サブスクペイ」を提供し、フィナンシャルクラウド事業では「請求管理ロボ」を手がけ、決済機能に加え顧客管理や請求業務の自動化を実現。

ROBOT PAYMENT【4374】 グロース(内国株式)

ペイメント事業では「サブスクペイ」を提供し、フィナンシャルクラウド事業では「請求管理ロボ」を手がけ、決済機能に加え顧客管理や請求業務の自動化を実現。

事業内容

ROBOT PAYMENTは、ペイメント事業とフィナンシャルクラウド事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。ペイメント事業では、「サブスクペイ」というサービスを提供しており、これは事業者がインターネットを介してクレジットカードなどで決済ができる仕組みを提供するだけでなく、サブスクリプションビジネスの運営に必要な顧客管理や定期課金の機能も提供しています。このサービスは、サブスクリプションビジネスを営む事業者をはじめとする様々な事業者に利用されています。

一方、フィナンシャルクラウド事業では、「請求管理ロボ」というクラウドサービスを提供しています。このサービスは、請求・集金・消込・催促といった請求に関する業務を効率化・自動化するもので、サブスクリプションビジネスを営む事業者を中心に幅広い顧客に利用されています。請求書の自動発行・送付や、請求先の未収状況等の管理に加え、幅広い決済情報の一元管理が可能となります。

ROBOT PAYMENTは、これらのサービスを通じて、加盟店や事業者の業務効率化を支援しています。ペイメント事業では、加盟店からのサービス利用料としてイニシャル、ストック、スプレッド、フィーを得ており、フィナンシャルクラウド事業では、イニシャルとMRR(Monthly Recurring Revenue)を収益源としています。これらの事業からのリカーリング収益比率は2022年12月期末時点で93%以上となっており、同社の収益構造の特徴となっています。

経営方針

ROBOT PAYMENTは、ペイメント事業とフィナンシャルクラウド事業を軸に、継続的な成長を目指しています。同社は、「決済『+α』で世の中の課題を解決する」というブランドアイデンティティを掲げ、20年以上にわたり培ってきた決済サービスに新たな機能を加えることで、企業の課題解決に貢献しています。具体的には、「サブスクペイ」や「請求管理ロボ」などのサービスを展開し、企業の業務効率化を支援しています。

経営戦略として、同社はリカーリングビジネスモデルを重視し、安定的な収益基盤の強化を目指しています。このビジネスモデルにより、収益が地層のように積み上がることを期待しています。また、経営環境の変化に対応するため、EC市場やサブスクリプションサービス市場の成長を背景に、新たなサービスの開発と既存サービスの強化に注力しています。

さらに、同社は新規契約アカウントの増加、ARPA(アカウント毎の平均単価)の向上、解約率の低減など、事業上及び財務上の課題に対処するための具体的な戦略を推進しています。これには、マーケティングの強化、営業人員の増員や教育、大手販売パートナーとの連携強化などが含まれます。

また、優秀な人材の確保と育成、内部管理体制とコーポレート・ガバナンスの強化にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、中長期的な企業価値の向上と、持続可能な成長を目指しています。

ROBOT PAYMENTは、これらの戦略を基に、決済サービス市場とフィナンシャルクラウド市場の両方で、さらなる成長と事業拡大を図っていく方針です。