テンダ【4198】 スタンダード(内国株式)

ITソリューション事業でのシステム開発やビジネスプロダクト事業の「Dojo」シリーズ、ゲームコンテンツ事業での「ヴァンパイア†ブラッド」などを展開。

テンダ【4198】 スタンダード(内国株式)

ITソリューション事業でのシステム開発やビジネスプロダクト事業の「Dojo」シリーズ、ゲームコンテンツ事業での「ヴァンパイア†ブラッド」などを展開。

事業内容

テンダは、「人と社会を豊かにする」をミッションに掲げ、ITサービスを通じて価値を創造することを目指しています。同社は、主に3つの事業セグメントを展開しています。

まず、ITソリューション事業では、顧客企業の業務改善を支援するためのシステム開発や保守、技術者支援を提供しています。ECショップや会員サイトの構築、AIや生成AIの活用、ノーコード・ローコード開発を通じて、顧客のデジタルトランスフォーメーションを推進します。また、ラボ型開発「テンダラボ」により、柔軟な人材提供と業務改善提案を行い、ワンストップでのサービス提供を強みとしています。

次に、ビジネスプロダクト事業では、業務効率化を目的とした製品を開発・販売しています。代表的な製品には、マニュアル自動作成ソフト「Dojo」やノーコードシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」があります。これらの製品は、AIやクラウド技術を活用し、操作指導やマニュアル作成を通じて、導入後も収益を得るビジネスモデルを構築しています。

最後に、ゲームコンテンツ事業では、ソーシャルゲームの企画・開発・運用を行っています。自社ゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」などを提供し、課金型ビジネスモデルを採用しています。また、家庭用ゲーム機やPC向けの受託開発も行い、Unreal EngineやUnityを活用したシナリオ開発力を強みとしています。2023年にはSkyartsを子会社化し、ゲームエフェクトやVFX分野の技術を取り入れ、ワンストップでのサービス提供を実現しています。

経営方針

テンダは、「人と会社が相互に育てあい、社会と顧客に喜ばれ、豊かな人生を作り上げる企業文化を育む」という理念のもと、成長戦略を推進しています。同社は、ITソリューション、ビジネスプロダクト、ゲームコンテンツの3つの事業を展開し、それぞれの分野での成長を目指しています。

中期経営計画では、2025年5月期に売上高6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益400百万円を目標としています。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAI技術の活用をビジネスチャンスと捉え、ITサービス市場での競争力を強化しています。ノーコード・ローコード開発の推進や、公共分野での新規案件創出を通じて、事業規模の拡大を図ります。

また、2024年6月には「Techwiseコンサルティング事業」を新設し、最新技術を活用したコンサルティングサービスを強化します。これにより、顧客の業務改善を支援し、顧客満足度の向上を目指します。さらに、ゲームコンテンツ事業では、オンラインゲームやコンシューマーゲームの開発体制を拡大し、協業によるビジネス機会の拡大を進めています。

テンダは、優秀な人材の確保と育成を重視し、ウェルビーイングの推進やM&Aを通じて、持続的な成長を目指しています。収益力の強化に向けては、付加価値の高いサービス提供を継続し、顧客生涯価値を高める収益モデルの確立を図ります。内部管理体制の強化も進め、公正性・透明性のある経営を実現します。