スパイダープラス【4192】 グロース(内国株式)

熱絶縁工事からスタートし、建設業界の生産性向上に貢献するICT事業を展開、主力サービス「SPIDERPLUS」で施工管理のデジタル化を推進。

スパイダープラス【4192】 グロース(内国株式)

熱絶縁工事からスタートし、建設業界の生産性向上に貢献するICT事業を展開、主力サービス「SPIDERPLUS」で施工管理のデジタル化を推進。

事業内容

スパイダープラスは、熱絶縁工事事業からスタートし、建設業界全体の生産性向上を目指してICT事業に進出した企業です。同社は、建設現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する建設DXサービス「SPIDERPLUS」を開発・提供しています。「SPIDERPLUS」は、施工図面のペーパーレス化や検査業務のデジタライゼーションを通じて、業務効率化を実現するサービスです。このサービスは、ビルやマンションなどの大規模建設現場で施工管理を行う総合建設業及び電気・空調設備業の現場監督を主な利用者としています。

スパイダープラスは、建設業界のDXニーズに応えるために、サポート体制の充実にも力を入れています。営業が直接建設現場に赴き、現場説明会を実施するとともに、カスタマーサポートが顧客の困りごとをメールや電話で対応しています。これにより、導入初期及び日々の問い合わせ対応において高い顧客満足度を実現しています。

「SPIDERPLUS」は、基本機能として図面管理、写真管理、資料閲覧、帳票作成機能を備えており、これらを通じて施工管理業務の効率化を支援します。また、検査機能や指摘管理機能など、建築工事や電気設備工事に特化した機能も提供しており、検査の省人化やヒューマンエラーの解消に貢献しています。

スパイダープラスは、今後も「SPIDERPLUS」の機能開発を進めるとともに、新たなサービス開発にも取り組んでいく予定です。これにより、建設業界の多様化、高度化するDXニーズに対応していく方針です。

経営方針

スパイダープラスは、建設業界の生産性向上を目指し、施工管理SaaS「SPIDERPLUS」の開発・販売を通じてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している企業です。同社の中期経営戦略は、建設業界の人手不足と働き方改革への対応、生産性向上への関心の高まりを背景に、ICT事業のさらなる成長を目指しています。

スパイダープラスは、営業組織の強化や販売ネットワークの拡大を図り、重点顧客の開拓と浸透の早期化を実現することを戦略の一つとしています。また、建設業界の施工管理に関するノウハウをプロダクトに取り込んだ機能の開発を進め、アライアンスやM&Aを活用して非連続的な成長を目指しています。これにより、建築分野や土木分野を含むあらゆる建設現場で使用できるプラットフォームの構築を目指しています。

経営上の目標達成のため、スパイダープラスは「SPIDERPLUS」の月額利用料の積み上げ状況を指標としています。MRR(月次定期収益)、ID数、導入社数の増加、ARPU(1契約ID当たりの契約単価)、ARPA(1契約企業当たりの契約単価)の上昇、解約率の低水準維持が重要な指標とされています。

さらに、スパイダープラスは、優秀な人材の確保と育成、技術力・製品力の向上、営業力の強化、内部管理体制の強化、認知度の向上とブランドの確立、知的財産権の保護など、経営上の課題に対処しています。これらの取り組みを通じて、建設業界のDXニーズに応え、業界内での競争力を高めていく方針です。