事業内容
ポピンズは、さまざまな事業セグメントを持ち、多岐にわたるサービスを提供しています。主な事業セグメントには、「ファミリーケア事業」、「エデュケア事業」、「プロフェッショナル事業」、「その他サービス事業」があります。
ファミリーケア事業では、ナニーやベビーシッターを中心とした在宅保育サービス、高齢者向けの在宅ケアサービス、家事支援サービスを提供しています。特に、ナニーサービスはポピンズの創業以来の事業であり、24時間365日対応可能な体制を整えています。
エデュケア事業では、保育・学童施設の運営を行っています。認可保育所や認定こども園、事業所内保育所、学童保育など、多様な施設を運営し、保護者の多様なニーズに応えています。また、インターナショナルスクールやアクティブラーニングスクールも展開しています。
プロフェッショナル事業では、教育研修や調査研究を行っています。国内外の研修プログラムを提供し、保育士や教育関係者のスキルアップを支援しています。また、ポピンズ国際乳幼児教育研究所を通じて、エデュケアの研究を進めています。
その他サービス事業には、人材派遣・紹介、不妊予防、ペットケアなどがあります。人材派遣では保育士の派遣を行い、不妊予防事業ではポータルサイトや企業研修を提供しています。ペットケア事業では、ペットシッターを派遣し、家族の一員であるペットのケアをサポートしています。
ポピンズは、これらの多様なサービスを通じて、働く女性やその家族を支援し、社会に貢献しています。
特集記事
経営方針
ポピンズは、働く女性を支援するための成長戦略を掲げています。具体的には、ライフステージに応じた切れ目のないサービスを提供し、女性の社会参画を促進しています。これには、子育て支援や介護サービス、家事支援、不妊予防、ペットケアなどが含まれます。これらのサービスを通じて、女性が直面するライフイベントにおける離職の危機を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
ポピンズは、最高水準のエデュケアと介護サービスの提供を目指し、品質の維持向上に努めています。国際品質規格ISO9001の認証を取得し、PDCAサイクルを活用した品質マネジメント体制を整備しています。また、ICTを活用した24時間365日対応のナニーサービスを提供し、顧客満足度の向上を図っています。これにより、顧客から高い評価を得ており、業界内での競争力を強化しています。
ポピンズは、事業シナジーを活かしたポートフォリオ経営を推進しています。エデュケア事業を基盤とし、ファミリーケア事業を成長ドライバーと位置付けています。また、プロフェッショナル事業を育成事業とし、新規事業としてペットケアや不妊予防事業を展開しています。これにより、事業の多角化と収益性の向上を図り、持続的な成長を目指しています。
ポピンズは、デジタルトランスフォーメーションを推進し、ICTやAIを活用した生産性向上を図っています。QRコードによる入退室管理や連絡帳の電子化を進め、保育現場の効率化を実現しています。また、オンライン保育やAIを活用したマッチングサービスを導入し、顧客ニーズに応じたサービス提供を行っています。これにより、ビジネスの拡大と競争力の強化を図っています。
ポピンズは、2027年を最終年度とする中期経営計画を策定し、売上高350億円、営業利益率10%を目指しています。しかし、少子高齢化や外部環境の変化に対応するため、計画の見直しを進めています。ファミリーケア事業を成長ドライバーとし、エデュケア事業を基盤として、利益拡大を図る方針です。新たな計画は2025年に公表予定です。