事業内容
株式会社ドラフトは、デザインを通じて社会に貢献することを目指し、空間デザインを中心に事業を展開しています。同社は、インテリアや建築を中心とした空間デザインを手がけ、クライアントの課題をデザインの力で解決することを目指しています。
ドラフトは、オフィスデザインからスタートし、ディスプレイデザイン、建築デザイン、プロダクトデザインなど、様々な領域に事業を拡大しています。特に企業向けのB to B事業に注力し、調査・コンサルティングからデザイン、設計、コンストラクションマネジメントまで一貫して提供しています。
また、ドラフトは「山下泰樹建築デザイン研究所」を設立し、先端的なデザインの開発やランドマークのデザインに取り組んでいます。この研究所の知見を活かし、事業の拡大を図っています。プロダクトデザインでは、ライフスタイルブランド「DAFT about DRAFT」やオフィス家具ブランド「201°」を展開しています。
さらに、ドラフトはフィリピンとセルビアに子会社を持ち、3Dイメージパースの製作を行っています。これにより、品質向上や業務効率化、コスト削減を実現しています。デザイン事業の単一セグメントで事業を展開しており、セグメント別の記載はありません。
経営方針
株式会社ドラフトは、「ALL HAPPY BY DESIGN」を経営理念に掲げ、デザインの力で社会に貢献することを目指しています。デザインを軸に、ディスプレイ、インテリア、建築、プロダクト、企業ブランディングなど多岐にわたる分野で事業を展開し、企業や社会の課題解決に取り組んでいます。
同社は2024年から2026年にかけての中期経営計画で、売上高145億円、売上高営業利益率9%、時価総額150億円を目標としています。これらの指標を基に、持続的な成長と企業価値の向上を図る方針です。
ドラフトの成長戦略は、プロジェクトをレギュラープロジェクト、プロポーザルプロジェクト、リーディングプロジェクトの3つに分類し、それぞれの相互作用で収益化と価値創造を両立させることにあります。特に、リーディングプロジェクトで新たなデザイン領域を開拓し、ブランド価値を向上させることを重視しています。
また、山下泰樹建築デザイン研究所を通じて新しいデザインの実現を推進し、事業の拡大を図っています。プロポーザルプロジェクトの一環として、横浜市臨海地区の活性化を目指す「横浜ティンバーワーフ」などのプロジェクトを進行中です。
同社は、優秀な人材の確保と育成、業務実施体制の高度化、内部管理体制の拡充とコンプライアンスの徹底を優先課題とし、持続的な成長を目指しています。これにより、デザインを通じた新しい価値の創出を続け、企業価値の向上を図っています。