事業内容
スポーツフィールドは、スポーツ人財の採用支援を主な事業とし、関連会社と共に営業支援や採用アウトソーシングも手がけています。スポーツ人財とは、スポーツを通じて高い価値を身につけた人材を指し、新卒者や既卒者を対象にしています。
同社の事業は、新卒者向けと既卒者向けに分かれています。新卒者向けには「イベント事業」と「人財紹介事業」があり、既卒者向けには「人財紹介事業」があります。これらの事業を通じて、スポーツ人財と企業をマッチングさせています。
スポーツフィールドの主要ブランドには、現役体育会学生向けの「スポナビ」、既卒者向けの「スポナビキャリア」、スポーツ経験者向けの「スポチャレ」、現役アスリート支援の「スポナビアスリート」、スポーツ関連企業への就職支援の「スポジョバ」があります。
新卒者向けのイベント事業では、就職フェアを開催し、スポーツ人財と企業が出会う場を提供しています。イベントは大規模から中小規模、来場型からオンライン型まで多様な形式で行われています。
新卒者向けの人財紹介事業では、登録者に対して就職カウンセリングを行い、企業のニーズに合った就職先を紹介します。社員が就職アドバイザーと人事コンサルタントを兼ね、多角的なアドバイスを提供しています。
既卒者向けの人財紹介事業では、転職アドバイザーがスポーツ人財一人ひとりに多くの時間を割き、企業とのマッチングを行います。企業の採用工程を一部任されることもあり、付加価値を提供しています。
その他の事業として、「スポジョバ」ではスポーツ関連企業と人財を結びつけるサポートを行い、「スポナビアスリート」では現役アスリートのデュアルキャリア支援を行っています。
スポーツフィールドは、全国に12の常駐オフィスと7つのサテライトオフィスを展開し、スポーツ人財採用支援事業を全国規模で行っています。これにより、地域に密着したサービスを提供しています。
特集記事
経営方針
スポーツフィールドは、スポーツ人財の可能性を最大限に引き出し、日本を代表するスポーツカンパニーを目指しています。同社は、スポーツを通じて培った素養を持つ人材を、競技以外のビジネスフィールドで活躍させることを経営方針としています。
同社の成長戦略は、既存事業の持続的な成長と新規事業の拡大に重点を置いています。特に、スポーツ人財の採用支援事業において、全国47都道府県でのサービス提供を目指し、オフィスの出店エリアを拡大しています。
中期経営計画(2025年12月期から2027年12月期)に基づき、企業価値の向上と経営理念の実現に向けた取り組みを進めています。売上高と売上高経常利益率を重要な経営指標とし、事業規模の拡大と効率的な企業運営を重視しています。
スポーツフィールドは、スポーツ人財の採用支援事業を通じて、個人情報や企業の採用情報を管理する重要性を認識しています。情報管理体制の強化を図り、セキュリティシステムの整備や社内教育を実施しています。
また、同社は新規事業の創出にも積極的です。スポーツ人財を対象とした「スポチャレ」や「スポティブ」などの新サービスを展開し、事業領域の拡大を図っています。これにより、収益源の多様化を進めています。
さらに、経営管理体制の強化にも注力しています。コンプライアンス審査会の設置や経営管理本部の人員増強を通じて、企業価値の向上を目指しています。これにより、事業・組織運営上の問題点の把握と改善を進めています。