WDBココ【7079】 グロース(内国株式)

医薬品開発支援を軸に、「安全性情報管理サービス」、「ドキュメントサポートサービス」、「製造販売後調査支援サービス」、「臨床開発支援サービス」を提供。

WDBココ【7079】 グロース(内国株式)

医薬品開発支援を軸に、「安全性情報管理サービス」、「ドキュメントサポートサービス」、「製造販売後調査支援サービス」、「臨床開発支援サービス」を提供。

事業内容

WDBココは、医薬品開発の代行・支援業務を中心に展開している企業です。同社は、CRO(Contract Research Organization)事業を単一セグメントとしており、その中で複数のサービスを提供しています。

主なサービスには、「安全性情報管理サービス」があります。これは、医薬品の臨床試験や市販後の安全性情報を収集、評価し、報告書を作成する業務を支援するサービスです。医薬品の安全性を確認し、規制当局への報告を行うことが主な目的です。

次に、「ドキュメントサポートサービス」があります。医薬品開発の各段階で必要となる書類や、上市承認申請に必要な資料の品質保証、翻訳、承認申請書の作成支援を行います。このサービスは、開発プロセスの効率化とスムーズな申請を目指します。

また、「製造販売後調査支援サービス」では、新薬の承認後に実施される調査の管理代行業務や、調査票の管理、関連文書のファイリング、コールセンター業務などを提供しています。これにより、製薬企業は製品の安全性や有効性の追跡調査を効率的に行えます。

最後に、「臨床開発支援サービス」では、臨床開発のモニタリング業務を中心に、臨床試験関連の支援サービスを提供しています。治験実施施設の訪問や電話による規程遵守の確認などを通じて、臨床開発の迅速かつ的確な遂行を支援します。

WDBココはこれらのサービスを通じて、医薬品開発の各段階での支援を行い、製薬企業の研究開発活動を幅広くバックアップしています。

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経営方針

WDBココは、医薬品開発の代行・支援業務を提供する企業として、製薬業界の変化に対応するための成長戦略を推進しています。同社は、少子高齢化に伴う社会保障費の増加や薬価改定などにより、成長が横ばいを続ける製薬業界の中で、ビジネスモデルの変革を求められている製薬企業に対して、最適な業務プロセスの提案・実施を通じて、不可欠なパートナーとしての役割を果たすことを目指しています。

同社は、売上高経常利益率を重要な経営指標と捉え、収益力の拡大と株主価値の向上に注力しています。中長期的な経営戦略として、安全性情報管理サービスを主軸に、ドキュメントサポートサービス、開発サポートサービス、臨床開発支援サービスを提供し、これらのサービスを通じて製薬企業の課題解決に貢献していく方針です。

戦略的には、RPAやAIなどの自動化テクノロジーを活用し、業務の自動化を推進することで、業務プロセスの最適化を図ります。また、サービスプラットフォームの開発を進め、顧客の利便性を高めることで、より付加価値のあるサービスの提供を目指しています。人材の確保・育成にも力を入れ、問題解決とプロセス構築ができる人材を育成し、製薬企業へのサービス提供を強化します。

さらに、原価削減のための自動化技術の導入や、CRO事業領域の拡大と差別化を図ることで、経営資本の「選択と集中」を行い、競争力のあるサービス領域の拡大を目指しています。これらの戦略を通じて、WDBココは、製薬企業から最も必要とされるパートナーとしての地位を確立し、持続的な成長を目指しています。