事業内容
TOYO TIREは、タイヤ事業と自動車部品事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。タイヤ事業では、乗用車用、ライトトラック用、トラック・バス用の各種タイヤを製造・販売しています。国内では、トーヨータイヤジャパンやトーヨーリトレッド、福島ゴムが関係会社として活動しています。
海外におけるタイヤ事業では、Toyo Tire U.S.A. Corp.やTOYO TYRE AUSTRALIA PTY LTD、Toyo Tire Canada Inc.などが販売を担当しています。また、Toyo Tire North America Manufacturing Inc.やToyo Tyre Malaysia Sdn Bhdなどが製造を行っています。これにより、TOYO TIREはグローバルにタイヤの供給を行っています。
自動車部品事業では、自動車用防振ゴムなどの自動車用部品を製造・販売しています。国内では、東洋ゴム化工品や綾部トーヨーゴムがこの事業に関与しています。これらの会社は、国内市場における自動車部品の供給を支えています。
海外の自動車部品事業では、Toyo Tire North America OE Sales LLCが販売を行い、東洋橡塑(広州)有限公司が製造・販売を担当しています。これにより、TOYO TIREは海外市場にも自動車部品を供給し、グローバルな事業展開を行っています。
経営方針
TOYO TIREは、持続的成長を目指し、5ヵ年の中期経営計画「中計’21」を推進しています。この計画では、タイヤと自動車部品を中核事業とし、各組織が能力を最大化し、強固な連携を図ることで、独自の強みを強化しています。迅速かつ柔軟な適応力を高め、ガバナンスとコンプライアンスを堅持し、経済的、環境的、社会的価値の創造に努めています。
同社は、連結営業利益率やROEなどの経営指標で目標を達成しつつあります。具体的には、連結営業利益率16.6%、重点商品販売構成比率69%、連結営業利益940億円、ROE17%を達成しています。これらの成果は、同社の戦略が効果的であることを示しています。今後も、すべての経営指標の達成に向け、積極的に施策を進めていく方針です。
また、TOYO TIREは「サステナビリティ経営へのシフト」を重要な柱とし、持続的な成長を支える経営基盤の構築を目指しています。2023年度からは「統合報告書」を発行し、ステークホルダーとのコミュニケーションを深め、経営品質の向上を図ります。詳細は、同社のウェブサイトで確認できます。