セルソース【4880】 プライム(内国株式)

再生医療関連事業を中心に、血液や脂肪由来の組織・細胞の加工受託・保管サービス、コンサルティング、医療機器販売、化粧品販売を展開。

セルソース【4880】 プライム(内国株式)

再生医療関連事業を中心に、血液や脂肪由来の組織・細胞の加工受託・保管サービス、コンサルティング、医療機器販売、化粧品販売を展開。

事業内容

セルソースは、2015年11月に創設された再生医療関連事業を主軸とする企業です。同社は、再生医療を提供する医療機関に対して、血液や脂肪などに由来する組織・細胞の加工受託・保管サービス、再生医療等安全性確保法に関するコンサルティングサービス、医療機器販売、化粧品販売その他の事業を展開しています。

組織・細胞の加工受託・保管サービスでは、血液由来加工受託サービスと脂肪由来幹細胞加工受託サービスを提供。血液由来サービスでは、患者から採取した血液を加工し、変形性膝関節症治療や不妊治療に用いる「PFC-FD」を作成。脂肪由来サービスでは、脂肪組織から幹細胞を抽出・培養し、変形性膝関節症の治療に使用します。また、FatBankサービスを通じて、医療機関が採取した患者の脂肪組織を長期保管するサービスも提供しています。

コンサルティングサービスでは、再生医療等法規対応サポートサービスと経営管理支援サービスを展開。法的手続きのサポートや経営管理手法の導入支援を行っています。

医療機器販売では、再生医療の提供を支援するため、医療機関に必要な医療機器を販売。化粧品販売では、BtoCモデルとBtoBモデルを展開し、自社開発の化粧品ブランド「シグナリフト」や化粧品原料の提供、OEM製造を行っています。

これらの事業を通じて、セルソースは再生医療の産業化推進と新たな価値創出を目指しています。

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経営方針

セルソースは、再生医療関連事業を核として、その産業化推進と新たな価値創出に注力しています。同社は、2015年11月の設立以来、再生医療の市場規模が世界で2030年には7.5兆円、2040年には12兆円に達すると予測される中、日本国内でも2030年には5,300億円、2040年には9,100億円までの成長が見込まれていることから、大きな成長潜在力を秘めています。

同社の成長戦略は、再生医療等安全性確保法に基づく自費診療の分野に注力し、確固たる事業基盤を構築することにあります。提携医療機関との緊密な関係性を強みとし、自家細胞治療及びエクソソーム関連治療・開発に重点的に資源を投入する一方で、他家細胞治療分野では再生医療等製品を製造する他社と協働します。また、医療・患者データの収集やマーケティング支援等を通じて、再生医療のリアルプラットフォーマーとして周辺ビジネスに商圏を拡大し、他社との事業提携を有効に活かして高い価格競争力を維持します。

人財への投資を最重要な経営課題と捉え、採用・育成に妥協は許さない方針を持ち、将来的な海外グローバル展開も視野に入れています。法的リスクのコントロール及びコンプライアンス遵守を経営及び業務遂行上の基本とし、最新のITを駆使してコミュニケーションコストを最小限に抑え、スピードを追求することで、次の成長戦略を常に描き、足元の事業の拡大・安定化と並行して、次の布石を打つ努力を惜しまない姿勢を示しています。