レオクラン【7681】 スタンダード(内国株式)

新築・移転の医療機関向けコンサルティング、医療機器・情報システム販売の「メディカルトータルソリューション事業」、遠隔画像診断サービス、介護・福祉施設向け「給食事業」を展開。

レオクラン【7681】 スタンダード(内国株式)

新築・移転の医療機関向けコンサルティング、医療機器・情報システム販売の「メディカルトータルソリューション事業」、遠隔画像診断サービス、介護・福祉施設向け「給食事業」を展開。

事業内容

レオクラングループは、医療機関や福祉施設向けに幅広いサービスを提供している企業です。同社は、新築や移転時の医療機関に対して、企画段階から開設までの総合的なコンサルティングを行う「メディカルトータルソリューション事業」、医療機関で撮影されたCTやMRIなどの医用画像を遠隔で診断する「遠隔画像診断サービス事業」、そして介護・福祉施設向けの給食サービスを提供する「給食事業」の3つの主要事業セグメントを持っています。

メディカルトータルソリューション事業では、医療機器の選定や医療設備、医療情報システムの販売、保守・メンテナンスサービス、内装工事や設置工事の請負など、医療機関の開設から運営に至るまでのトータルサポートを提供しています。この事業は、レオクラン及び連結子会社3社で展開されており、顧客との信頼関係構築に努めています。

遠隔画像診断サービス事業は、連結子会社の京都プロメドが担当しており、医師不足や医師の偏在に対応するためのサービスを提供しています。この事業では、放射線診断専門医が遠隔で医用画像を診断し、情報提供を行うことで、医療機関が直接訪問せずとも診断行為や医師同士の意見交換が可能になります。

給食事業は、連結子会社のゲイト(ブランド名:クックレオ)が担当しており、介護・福祉施設向けに給食サービスを提供しています。この事業では、「クックチル」という新調理システムを用いて、セントラルキッチンで一括集中調理を行い、真空パックした製品を冷蔵状態で提供する「おかず販売」と、施設から委託を受けて日々の食事を提供する「業務受託サービス」を行っています。

経営方針

レオクランは、医療・福祉・保健分野における総合的なサービスを提供する企業グループです。同社は、「利他利己」、「INNOVATION & CREATION」、「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」という企業理念のもと、社会貢献と顧客との共存を目指しています。持続的な成長と企業価値の向上を目標に掲げ、売上高、売上総利益率、経常利益率を重要な経営指標としています。

中期経営戦略として、メディカルトータルソリューション事業、遠隔画像診断サービス事業、給食事業の3つの主要セグメントに注力しています。メディカルトータルソリューション事業では、医療機器の一括販売や医療情報システムの導入・更新を通じて、医療機関の問題解決に貢献しています。この事業では、案件数の確保や「トータルパックシステム」の供給量増大、コンサルティング力と営業力の強化、IT部門など付加価値の高いビジネスの推進を目指しています。

遠隔画像診断サービス事業では、質を重視した遠隔画像診断を提供し、安定的な収益を確保しています。給食事業では、クックチル技術を活かした製品の販売強化と新規取引の拡大を図り、成長基調を維持しています。

また、人材の確保と育成、社員教育と能力向上、コンサルティング営業の強化、コーポレート・ガバナンス体制と内部管理体制の強化、グループ経営の事業基盤と機能強化、新規事業の開発にも注力しています。これらの取り組みを通じて、レオクランは社会と顧客の期待に応え、持続可能な成長を目指しています。