事業内容
事業内容
Medallia(メダリア)は企業向けにカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)管理システム、アンケート配信サービスをクラウドベースで提供しているテクノロジー企業。SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)プラットフォームである『MedalliaExperience Cloud』が主力商品であり、大量のデータを分析するためのAIや機械学習プログラムを提供している。
カスタマージャーニー(顧客が商品やサービスを認知し、最終的に購買するまでの一連のプロセスのこと)をクライアントが理解できるよう、独自のインメモリ分析、動的な組織階層管理、AIテクノロジーを利用している。
Medalliaはマーケティング効果に寄与することができる。具体的には、解約の防止であったり、不満を持っている顧客をファンに買えたり、アップセル(同じ商品の中でのグレードアップ)およびクロスセル(異なる商品の購入)を促進したりすることができる。
製品・サービス
MedalliaのSaaSプラットフォームは、カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)、エクスペリエンス管理のために設計されている。クライアントのビジネスへの変革を推進するために、データ分析とAIを使用して、ノイズ(参考にならないデータ)を分離し、ビジネスに影響を与える主要なテーマを特定できるようにしている。動的(柔軟性のある)な組織階層を通じて、これらの洞察を適切なターゲット顧客に振り分けて、マーケティング担当者が具体的な行動を起こせるようにする。
料金はデータ容量および使用する機能によって変わり、通常1-3年のサブスクリプション契約を結ぶことが多い。多くは年間費用を先払いの形で請求している。
また、Medalliaでは、いわゆるマーケティング部門向けのソリューションだけではなく、人事部門向けのサービスも提供している。従業員のエンゲージメントを高めるために、従業員のプライバシーに配慮したアンケートを作成することが可能である。プライバシー配慮の具体的な方法は、サンプルを最小限にすることであったり、匿名性を担保することであったり、アンケート結果へのアクセス権限の管理などといったことである。
顧客向け施策(マーケティング活動)と従業員向け施策を両面から行うことで、従業員が積極的にビジネスアイデアを出すようになり、そのことが離職率の低下にも繋げることを目指す。
成長戦略
Medalliaの今後の成長戦略は以下の通りである。
技術的リーダーシップを採れる製品を増やす
Medalliaは複数の業界にわたるあらゆる規模の企業の顧客および従業員の経験に対応したサービスを提供しており、この強みを活かし、業界内での存在感を強くしたいという方針を持っている。
クロスセルとアップセルを推進する
Medalliaは組織内のあらゆるニーズに対応しうるポテンシャルを持っている為、既存顧客においても、クロスセル(異なる商品の購入)やアップセル(同じ商品の中でのグレードアップ)を促進することを狙っている。
新規顧客への販売を促進する
テクノロジー面で業界のリーディングカンパニーとなるにあたり、販売とマーケティングへの投資も継続していく。また、Medalliaの製品の導入を推進してくれるパートナー企業との協業の更なる可能性を探る方針だ。
国際的な拡大を続ける
今後もグローバルな販売・マーケティング・サービスを構築し、これまで通りの品質を提供しながら、米国外でビジネスを成長させるための投資を進めていく。