長谷川香料【4958】 プライム(内国株式)

香料製造・販売を中心に、化粧品、トイレタリー製品、洗剤用香粧品香料、飲料・菓子用エッセンス、食品用油性・粉末香料、シーズニング、フルーツ加工品、天然色素等を手掛ける。

長谷川香料【4958】 プライム(内国株式)

香料製造・販売を中心に、化粧品、トイレタリー製品、洗剤用香粧品香料、飲料・菓子用エッセンス、食品用油性・粉末香料、シーズニング、フルーツ加工品、天然色素等を手掛ける。

事業内容

長谷川香料は、香料の製造および販売を主軸に展開する企業であり、その事業は主にフレグランス部門と食品部門に分かれています。フレグランス部門では、香水やクリームなどの化粧品、シャンプーや石鹸などのトイレタリー製品、洗剤などのハウスホールド製品に用いられる香粧品香料を提供しています。一方、食品部門では、飲料、菓子、冷菓、デザート、即席麺スープなどに用いられるエッセンス、食品用油性香料、食品用粉末香料、シーズニング、フルーツ加工品、天然色素などを手がけています。

同社は日本をはじめ、米国やアジア各国においても事業を展開しており、それぞれの地域で異なる製品やサービスを提供しています。例えば、アジアではフレグランス部門と食品部門の両方で事業を行っており、各種香料の製造及び販売を手掛けています。米国では、食品部門に注力し、各種香料の製造及び販売、さらには食品加工の調査なども行っています。

また、長谷川香料グループには、農畜産物の加工及び販売を行う長谷川ビジネスサービス㈱や、有機質肥料の製造及び販売を手がける㈱小海コンポースなど、関連会社も含まれています。これらの会社は、長谷川香料の事業領域を補完する形で様々なサービスを提供しています。

経営方針

長谷川香料は、香料業界における国際競争の激化と多様化する顧客ニーズに対応するため、技術立社の社是のもと、研究・技術開発力の向上に注力しています。同社は、高品質・高付加価値製品の開発を最優先課題とし、企業価値の向上と株主利益の増大を目指しています。また、コンプライアンスの徹底、従業員の働きやすい環境の整備、社会的課題の解決への取り組みを基本方針として掲げています。

中期経営計画では、2026年9月期に向けて、連結売上高伸長率4.0%以上、営業利益率14.0%、経常利益率15.0%を目標としています。これを達成するため、同社は特長ある差別化された製品開発、生産性の向上、業務効率化によるコスト削減に努めています。

グローバル展開においては、米国、中国、東南アジアを重点地域と位置付け、これらの市場での成長性や消費者嗜好を捉えた事業戦略を推進しています。特に、米国ではT. HASEGAWA U.S.A., INC.とMISSION FLAVORS & FRAGRANCES, INC.のシナジー効果を活かし、中国では新研究棟建設プロジェクトを進行中です。東南アジアでは、新工場建設計画を推進し、地域全体の営業戦略を強化しています。

国内では、研究、営業、マーケティングの統合的な取り組みを進め、新規技術の開発や市場ニーズに応える製品開発に注力しています。また、食品部門では健康志向の高まりに対応した香料の開発、フレグランス部門では安全性・安定性に優れた新しい香りの創出に努めています。

長谷川香料は、技術革新とグローバル展開を軸に、持続可能な成長を目指しています。