事業内容
ヤスハラケミカルは、テルペン化学製品、ホットメルト接着剤、ラミネート品の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社の事業セグメントは、テルペン化学製品、ホットメルト接着剤、ラミネート品の3つに分類されます。
テルペン化学製品部門では、粘着・接着用樹脂としてのテルペン樹脂やテルペンフェノール樹脂、さらにはオレンジ油やテレピン油などの化成品の製造・販売を手掛けています。これらの製品は、多岐にわたる産業での需要が見込まれます。
ホットメルト接着剤部門では、主に食品包装用途を中心に、ホットメルト型接着剤の製造・販売を行っています。これらの接着剤は、高い接着性と安全性が求められる食品業界での利用が想定されます。
ラミネート品部門では、光沢化工紙用などのラミネートフィルムの製造・販売をしています。これらのラミネートフィルムは、美観向上や保護機能の向上を目的として、様々な製品に使用されることが期待されます。
ヤスハラケミカルの事業内容を示す事業系統図によれば、これら3つのセグメントが同社の事業の柱となっており、それぞれが補完し合いながら、幅広い産業分野に対して製品とサービスを提供しています。
経営方針
ヤスハラケミカルは、自然の恵みと科学技術を融合させることを基本理念とし、テルペン化学を中心に事業を展開しています。同社は、環境問題への対応として、再生可能なテルペン資源を活用した製品の供給に注力しており、これら製品は環境に優しいという特性を持っています。粘着・接着剤、ゴム・プラスチックの改質材、香料原料、洗浄剤、電子材料、医薬原料など、多岐にわたる分野での応用が可能であり、社会の基盤や暮らしを支える重要な役割を担っています。
成長戦略として、ヤスハラケミカルは高付加価値製品の研究・開発に注力し、新規分野への展開を図っています。また、国内外市場での新規取引先の開拓や既存取引先との関係強化、生産効率の向上、業務の合理化を進めることで、収益性の改善・拡大を目指しています。人材育成にも力を入れ、社員の知識・技術の向上を通じて業務効率化を推進し、企業体質の強化に努めています。
具体的な取り組みとして、自動車や医療などの高付加価値分野や、環境対応、再生可能資源などの分野への展開を進めています。グローバル化戦略の一環として、欧米及び東南アジア市場への拡販を図り、内部統制システムの充実や環境・品質管理の徹底化にも取り組んでいます。ISO認証取得を通じて、高品質製品の安定供給と顧客からの信頼獲得を目指しています。
ヤスハラケミカルは、テルペン化学製品、ホットメルト接着剤、ラミネート品の製造・販売を通じて、環境に優しい製品の提供を続け、新たな市場の開拓と事業の拡大を目指しています。