ポーラ・オルビスホールディングス【4927】 プライム(内国株式)

ビューティケア事業を中心に、POLAやORBISなどのブランドで化粧品や健康食品の製造・販売を行い、不動産賃貸事業も展開。

ポーラ・オルビスホールディングス【4927】 プライム(内国株式)

ビューティケア事業を中心に、POLAやORBISなどのブランドで化粧品や健康食品の製造・販売を行い、不動産賃貸事業も展開。

事業内容

ポーラ・オルビスホールディングスは、マルチブランド戦略を展開し、ビューティケア事業を中心に「美と健康」に関わる事業を展開しています。同社は持株会社として、グループ戦略の策定や経営管理業務を行い、子会社35社と関連会社18社で構成されています。

ビューティケア事業では、化粧品や食品の研究開発、製造、販売を行い、ボディファッションやアパレル品の販売も手がけています。主なブランドには、エイジングケアと美白を強みとする「POLAブランド」、スキンケアを中心とした「ORBISブランド」、ナチュラル化粧品の「Jurliqueブランド」などがあります。

また、ポーラ・オルビスホールディングスは不動産事業も展開しており、株式会社ピーオーリアルエステートがオフィスビルやマンションの賃貸事業を行っています。さらに、ビルメンテナンスを担当する株式会社ピーオーテクノサービスが、物件の品質維持に努めています。

その他の事業として、株式会社ピーオーテクノサービスがビルメンテナンス事業を行い、株式会社シノブインシュアランスサービスがグループ内保険代理店業務を担当しています。これにより、グループ全体で多角的な事業展開を実現しています。

経営方針

ポーラ・オルビスホールディングスは、2029年の創業100周年を見据え、独自の成長戦略を推進しています。同社は「感受性のスイッチを全開にする」というミッションのもと、各ブランドの個性を活かし、世界中の人々の人生を彩ることを目指しています。このビジョンを実現するため、同社は「マルチブランド戦略」を展開し、各ブランドの成長を通じて企業価値の向上を図っています。

同社の中期経営計画は、2024年から始まり、2029年の長期ビジョン実現に向けた「再挑戦と成長基盤確立の3年間」と位置づけられています。この計画では、国内外での成長を目指し、特に国内事業の顧客基盤強化や海外市場での基盤確立に注力しています。また、新規事業や新領域の開拓にも積極的に取り組んでいます。

具体的な成長戦略として、国内ではPOLAブランドのサロン展開や新商品投入を通じたブランド価値向上を図っています。海外では、中国市場での戦略再構築やASEAN地域での事業拡大を進めています。さらに、育成ブランドの成長を伴う黒字化を目指し、持続的な収益貢献を図っています。

同社は、持続的な経営基盤の強化として、研究開発力の強化やサステナビリティの推進にも力を入れています。これにより、新たな価値創出を目指し、社会課題への対応と独自性を兼ね備えた企業としての成長を図っています。