ハーバー研究所【4925】 スタンダード(内国株式)

化粧品と健康食品の製造販売、研究開発を行い、通信販売や直営店舗での販売を主軸に展開。

ハーバー研究所【4925】 スタンダード(内国株式)

化粧品と健康食品の製造販売、研究開発を行い、通信販売や直営店舗での販売を主軸に展開。

事業内容

ハーバー研究所は、化粧品と健康食品の製造販売を主軸に展開している企業です。同社グループの研究開発、商品開発は、ハーバー研究所の研究開発部門が担当しています。化粧品の生産は、主にハーバー株式会社で行われており、ハーバーコスメティクス株式会社や外部委託会社も製造に関わっています。健康食品に関しても、ハーバー株式会社が製造の一翼を担い、特定の仕様に基づいて外部業者に製造を委託しています。

販売面では、同社は通信販売を主力としつつ、小売・卸売業者への卸売販売、百貨店への販売、直営店舗での販売など多岐にわたるチャネルを持っています。通信販売の受注業務は、北海道札幌市と広島県福山市にあるコールセンターで行われており、商品の発送は千葉県香取郡多古町と広島県福山市にある物流センターでハーバーコスメティクス株式会社が担当しています。これにより、同社グループは製造から販売まで一貫した体制を構築しています。

経営方針

ハーバー研究所は、美と健康を支援する製品の提供を通じて、人々に喜びと幸せをもたらすことを目指しています。同社は「無添加主義®」の理念のもと、人間と環境に優しい商品開発に注力しており、その経営理念は「従業員とその家族の幸せの優先」「顧客と取引先からの愛と信頼の獲得」「企業としての進化」「無添加主義の守護と社会貢献」を柱としています。

中期経営計画では、コンプライアンス・ガバナンスの強化、IT基幹システムの整備、人材戦略の推進、環境に配慮した研究開発、健康食品市場でのシェア拡大、広告戦略の最適化と新たな顧客層の開拓、販売チャネルの連携強化、顧客ロイヤルティと生涯価値の最大化を重点項目として掲げています。これらの戦略をグループ全体で有機的に結合し、厳しい経済環境の中でも総合力を活かして柔軟に対応していく方針です。

また、同社は売上及び利益の安定的な成長を目指し、令和6年3月期には売上高135億円(前年同期比12.1%増)を達成し、以降は年8%の成長を目標に設定しています。将来的には売上高200億円、売上高営業利益率20%を目指すとしています。

新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢による経済の不透明感の中、ハーバー研究所はロイヤルティの向上、IT基幹システムの強化、環境に配慮した研究開発に優先的に取り組み、ブランド価値の向上を図ると共に、コンプライアンスとガバナンス体制の強化により、社会やステークホルダーからの信頼を得る企業を目指しています。