事業内容
ユーピーアールは、物流機器のレンタル及び販売を主軸に展開する企業で、その事業は主に物流事業とコネクティッド事業の二つのセグメントに分かれています。物流事業では、木製やプラスチック製のパレット、ネスティングラックやカゴ車などの金属製物流機器のレンタルと販売を行っており、アシストスーツや追跡ソリューション端末のレンタル及び販売も手がけています。これらのサービスは、荷物の保管や輸送を効率化し、作業者の負担を軽減することを目的としています。
コネクティッド事業では、ICTソリューションとして遠隔監視ソリューションやDXタグを提供し、ビークルソリューション事業ではカーシェアリングシステムのレンタル、販売、自主運営、運営受託を行っています。これらのサービスは、自動車メーカーやカーシェアリング事業者との連携を深め、シェアリングビジネスの拡大を目指しています。
ユーピーアールは、国内外で幅広い業種に対して物流機器の供給を行い、特にアセアン地域での事業展開にも力を入れています。同社は、物流の効率化や作業者の負担軽減、ICTソリューションの提供を通じて、顧客ニーズに応える多様なサービスを展開しており、その事業は今後も発展を続けることが期待されます。
特集記事
経営方針
ユーピーアールは、中期経営計画2025(ver.2)を通じて、豊かな社会インフラの構築をDXで実現し、循環型社会への貢献を目指しています。同社は、パレットを中心とした物流機器のレンタルに留まらず、物流の川上から川下までの課題解決に取り組むソリューション提案企業を目指しており、企業価値の向上を図っています。物流業界における2024年問題への対応や、トラックドライバーの労働環境整備など、社会的な課題に対する有効な手段として、パレット輸送の重要性が高まっています。
同社は、中期経営計画と連動して、地球にポジティブな影響を与える事業活動、社会のインフラをシェアする、人間尊重、企業基盤の強化という4つのマテリアリティを特定しました。これらに基づき、環境配慮に繋がるサービスの促進、持続可能な物流の支援、所有から共同利用への促進、DX改革とオープンイノベーションによる新サービスの創出という4つの戦略を推進しています。
定量目標としては、売上高177億円、経常利益19億円、ROE13%以上(長期的には15%以上を目指す)を掲げています。これらの目標達成に向けて、ユーピーアールは、物流機器のレンタル事業や販売事業、アシストスーツ事業、物流IoT事業、ICT事業、ビークルソリューション事業など、幅広い分野での取り組みを強化しています。同社は、これらの事業を通じて、物流の効率化、作業者の負担軽減、ICTソリューションの提供など、顧客ニーズに応える多様なサービスを展開し、社会インフラの構築と循環型社会への貢献を目指しています。