ユーピーアール【7065】 スタンダード(内国株式)

The company rents and sells logistics equipment, including pallets.

ユーピーアール【7065】 スタンダード(内国株式)

The company rents and sells logistics equipment, including pallets.

事業内容

ユーピーアールは、物流機器のレンタルおよび販売を主な業務とする企業です。ユーピーアールとその関連会社は、ウベパレットサービス株式会社やUPR Singapore Pte.Ltd.など、計7社で構成されています。これらの企業は、パレットや物流機器のレンタルと販売を中心に事業を展開しています。

ユーピーアールの事業は大きく分けて物流事業とコネクティッド事業の2つのセグメントに分かれています。物流事業では、木製やプラスチック製のパレット、ネスティングラック、カゴ車などの物流機器のレンタルと販売を行っています。また、アシストスーツや物流IoTソリューションの提供も行っています。

コネクティッド事業では、ICT事業とビークルソリューション事業を展開しています。ICT事業では、遠隔監視ソリューション「なんモニ®」や「DXタグ®」を活用したICTソリューションを提供しています。ビークルソリューション事業では、カーシェアリングシステムのレンタルや販売、運営受託などを行っています。

ユーピーアールは、国内外での事業展開を進めており、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムに拠点を設置しています。これにより、日系企業やローカル企業に対して物流機器のレンタルサービスを提供し、アセアン地域でのビジネス拡大を図っています。

特集記事

経営方針

ユーピーアールは、持続可能な物流基盤の構築を目指し、パレットのレンタルや販売を超えたソリューション提案企業として成長を図っています。中期経営計画2025(ver.2)では、DXを活用し、物流の川上から川下までの課題解決を目指しています。

同社は、環境保全活動として東南アジアでの植林事業に参画し、持続可能な社会の実現に貢献しています。また、地域貢献活動として山口県での活動やスポーツチームへのスポンサーシップを通じて、地域社会との関係を深めています。

ユーピーアールは、物流業界の「2024年問題」に対応するため、パレット輸送の普及を推進しています。特に、レンタルパレットの活用を通じて、労働環境の改善やコスト削減を図り、業界全体の効率化に寄与しています。

同社は、4つのマテリアリティを特定し、環境配慮型サービスの促進やシェアリングの推進、DX改革による新サービスの創出を戦略として掲げています。これにより、企業価値の向上を目指しています。

ユーピーアールは、2025年8月期に売上高162億円、経常利益12億円、ROE9%を目標としています。これらの目標達成に向け、連結売上高と経常利益を指標として経営を監視しています。

物流機器のレンタル事業では、パレット輸送の普及を進め、効率的なオペレーション管理を強化しています。また、販売事業では、物流拠点の新設を機に販売拡大を狙い、レンタル需要の掘り起こしを図っています。

アシストスーツ事業では、腰痛対策として市場拡大を見込み、新商品の投入を通じて販売を拡大しています。物流IoT事業では、新しい追跡ソリューションを提供し、顧客に付加価値を提供しています。

ICT事業では、遠隔監視技術の強化を進め、社外パートナーとの連携によるソリューション提供を推進しています。ビークルソリューション事業では、カーシェアリングシステムの提供を通じてMaaS事業への参画を促進しています。