Welby【4438】 グロース(内国株式)

「Empower the Patients」をミッションに、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を対象としたPHRプラットフォームサービスを提供し、Welby血糖値ノートやWelbyマイカルテサービスなどを展開する企業。

Welby【4438】 グロース(内国株式)

「Empower the Patients」をミッションに、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を対象としたPHRプラットフォームサービスを提供し、Welby血糖値ノートやWelbyマイカルテサービスなどを展開する企業。

事業内容

Welbyは「Empower the Patients」を事業ミッションに掲げ、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病をはじめとする様々な疾患の治療分野で、患者の自己管理をサポートするPHR(Personal Health Record)プラットフォームサービスを展開しています。このプラットフォームは、患者が自らの健康・医療情報を電子的に管理し、医療機関と情報を共有することを可能にします。

Welbyの事業は主に「疾患ソリューションサービス」と「Welbyマイカルテサービス」の2つのセグメントに分かれています。疾患ソリューションサービスでは、製薬企業からの依頼に基づき、生活習慣病やがん、特定慢性疾患領域におけるPHRプラットフォームを開発・運営しています。これにより、製薬企業は自社医薬品の適正使用促進や疾患啓発を行い、医療従事者間での知名度向上や売上増加を図ります。

Welbyマイカルテサービスは、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病患者の自己管理をサポートするクラウドサービスです。血圧計や血糖測定器、ウェアラブル機器とのデータ連携により、患者は簡単に健康データを記録し、医療機関と共有できます。このサービスは、健康保険組合や自治体、製薬会社などに提供され、生活習慣病の重症化予防や治療支援に活用されています。

Welbyは、各疾患別のアプリを通じて、患者と医療者の双方向コミュニケーションを促進し、治療継続の支援や行動変容を促します。これにより、治療の臨床効果を高めることが可能です。2024年12月末時点で、Welbyのアプリは約118万回ダウンロードされています。

WelbyのPHRプラットフォームは、患者の治療継続支援や自己健康管理の促進にフォーカスしています。医療機器メーカーや製薬企業との提携、ウェブマーケティングを通じて、サービスの拡大を図っています。これにより、患者と医療機関の情報共有を円滑にし、治療の質を向上させることを目指しています。

特集記事

経営方針

Welbyは、「Empower the Patients」を事業ミッションに掲げ、医療分野での革新を推進しています。同社は、患者や医療従事者、製薬企業などと協力し、新たなサービスの開発に積極的に取り組んでいます。特に、PHRプラットフォームサービスとデータポータビリティプラットフォームサービスに注力し、医療のデジタル化を進めています。

Welbyの成長戦略は、PHRプラットフォームサービスの拡充にあります。各疾患領域でのサービスメニューを増やし、患者の行動変容を促進することで、臨床現場での効果を高めています。未開拓の疾患領域にも積極的にアプローチし、より効果的な提案を行う施策を進めています。

データポータビリティプラットフォームは、PHRデータの利活用を前提に設計され、医療ヘルスケアPaaSとして機能します。他プラットフォームとの連携を容易にし、医療者や患者に利便性の高いサービスを提供します。これにより、医療関連事業者との共同プラットフォーム開発を進め、サービス基盤の構築を図っています。

Welbyは、持続的な成長と安定的な収益を目指し、「医療×デジタル」の価値を高めています。収益性と成長性のバランスを重視し、外部環境に左右されない財務基盤を構築することで、企業価値の向上を図っています。売上高や営業利益を重要な指標とし、経営目標の達成を目指しています。

同社は、サービス強化や普及、データの適正な取り扱いに注力しています。ユーザーニーズに基づく機能改修やデータ連携の強化を進め、サービスの知名度向上や顧客基盤の拡大を図っています。また、個人情報の適正利用を徹底し、ユーザーからの信頼を維持しています。

Welbyは、優秀な人材の確保と育成にも力を入れています。多様な採用チャネルを活用し、専門性の高い人材を育成することで、組織体制の強化を図っています。さらに、コーポレート・ガバナンスの強化を通じて、持続的成長を支える内部管理体制の整備を進めています。