ウェザーニューズ【4825】 プライム(内国株式)

気象・海象・地象・水象・宙象データを基に、航海・航空・陸上・環境・スポーツ・気候など多岐にわたる業界向け業務支援サービス、個人向け気象コンテンツ配信を展開。

ウェザーニューズ【4825】 プライム(内国株式)

気象・海象・地象・水象・宙象データを基に、航海・航空・陸上・環境・スポーツ・気候など多岐にわたる業界向け業務支援サービス、個人向け気象コンテンツ配信を展開。

事業内容

ウェザーニューズは、気象・海象・地象・水象・宙象データを活用し、法人向け(BtoB)と個人向け(BtoS)の両セグメントでサービスを提供しています。BtoB事業では、航海、航空、陸上、環境(エネルギー、流通小売など)、スポーツ、気候など多岐にわたる分野で気象予報に基づく業務支援サービスを展開。BtoS事業では、携帯端末やインターネットサイトを通じた気象コンテンツの配信、放送局やラジオ局へのコンテンツ提供を行っています。

具体的なサービス内容として、航海気象事業では外航船向けに安全運航と効率的な燃料消費を支援する最適航路推薦サービスを提供。航空気象事業では、航空事業者や空港、パイロットへの運航可否判断支援情報を提供しています。陸上気象事業では、道路維持管理会社や国、地方自治体に対し、道路の安全性確保と効率的な作業を支援するサービスを展開。環境気象事業では、エネルギー需要計画の支援や自然エネルギー発電量予測を提供し、スポーツ気象事業では、スポーツ選手やチームへの気象情報提供やデータ分析を通じた戦略立案をサポートしています。

また、気候テック事業では、企業の気候変動リスク分析・評価を支援し、モバイル・インターネット気象事業では、アプリや動画番組を通じて個人ユーザーへの気象情報配信を行い、放送気象事業では、テレビ・ラジオ局への番組制作支援や災害情報の速報システム提供を実施しています。これらのサービスは、ウェザーニューズの連結子会社によって提供されています。

特集記事

経営方針

ウェザーニューズは、気象情報を基盤とした多岐にわたるサービスを提供する企業であり、その成長戦略は、気象・環境に関する社会的リスクへの対応を通じて、サポーター価値創造と企業価値の最大化を目指しています。同社は、「世界最大のデータベース・業界No.1の予報精度・あらゆる市場におけるコミュニティー」を価値とし、Full Service“Weather & Climate” Companyを目標に掲げています。

中期経営計画においては、既存事業の継続成長、予報精度の追求、ITサービス基盤の整備、気候変動対応の新規事業創出を重点テーマとしています。具体的には、モバイル・インターネット気象事業での広告戦略強化、BtoB事業でのグローバル展開加速、開発体制のインハウス化推進などが挙げられます。

2023年6月からの第5成長期では、SaaS型ビジネスモデルへの転換、AI型運営モデルによるリスクコミュニケーション機能のコンテンツ化、BtoBとBtoSのシナジー創出、海外販売体制の再構築など、事業のスケールアップに向けた新たな施策に取り組む予定です。また、航海気象事業でのCO2削減サービスや、気候テック事業での気候変動対応サービスの展開を通じて、事業成長と地球環境への貢献を目指しています。

これらの戦略は、ウェザーニューズが気象情報サービス業界のフロントランナーとして、新たな市場を創造し、持続可能な成長を達成するためのものです。