ミダックホールディングス【6564】 プライム(内国株式)

廃棄物処理サービスを提供する企業で、廃棄物の中間処理、最終処分、収集運搬、仲介管理を手掛ける。

ミダックホールディングス【6564】 プライム(内国株式)

廃棄物処理サービスを提供する企業で、廃棄物の中間処理、最終処分、収集運搬、仲介管理を手掛ける。

事業内容

ミダックホールディングスは、循環型社会の実現を目指し、廃棄物の適正処理を通じた環境保全に貢献する企業集団です。同社は、廃棄物処理・管理に関するソリューション事業を展開しており、主に廃棄物処分事業、収集運搬事業、仲介管理事業の3つのセグメントで事業を行っています。

廃棄物処分事業では、自社施設を用いた廃棄物の中間処理サービスを提供しています。これには、汚泥や廃液の脱水、焼却、中和などを通じた減量化や性状の安定化が含まれます。特に、有害物質を含む廃棄物や引火性、腐食性の廃棄物の処理にも対応しており、産業廃棄物及び特別管理産業廃棄物の焼却処理にも携わっています。

収集運搬事業では、廃棄物の排出場所からの回収と処理場までの運搬を行っています。固形物から廃液まで多種の廃棄物を運搬できる車両を保有し、運行管理システムを活用して安全な収集運搬を実施しています。

仲介管理事業では、廃棄物処理業者向けに仲介及び管理サービスを提供しています。同社グループと協力関係にある廃棄物処理業者に対して、その業者が求める廃棄物を紹介し、取引における事務手続きの代行も行っています。

これらの事業を通じて、ミダックホールディングスは資源循環型社会への貢献を目指しています。

特集記事

経営方針

ミダックホールディングスは、持続可能な循環型社会の実現を目指し、廃棄物処理業界における社会的役割の重要性を認識しています。同社は、廃棄物処理のエキスパートとして、時代のニーズに応え、信頼される企業であり続けることを経営方針として掲げています。経営指標としては、経常利益率20%以上、ROE15%以上を目標にしています。

経営環境においては、ロシア・ウクライナ情勢や新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、産業廃棄物の受託量の回復を見込んでいます。また、自然災害による災害廃棄物の増加が、廃棄物処理業の社会的役割を一層重要にしています。

同社は、2022年6月に公表した10年ビジョン「Challenge 80th」の実現に向け、一貫処理体制の維持や最終処分場及び中間処理施設への投資を進めています。これにより、市場競争力の向上と高品質なサービスの提供を目指しています。

具体的な成長戦略として、コンプライアンス体制の強化、新規廃棄物処理施設の拠点展開とM&Aの推進、グループ内連携の強化、ESG経営の強化を挙げています。これらの施策を通じて、事業基盤の拡充と競争力強化を図り、中長期的な企業価値の向上と社会の持続的な成長を目指しています。