テー・オー・ダブリュー【4767】 スタンダード(内国株式)

体験領域をコアに、リアルイベント、オンラインイベント、オンラインプロモーション、その他の企画・制作を手がける。

テー・オー・ダブリュー【4767】 スタンダード(内国株式)

体験領域をコアに、リアルイベント、オンラインイベント、オンラインプロモーション、その他の企画・制作を手がける。

事業内容

テー・オー・ダブリューとその連結子会社である株式会社ティー・ツー・クリエイティブは、体験領域を中心としたプロモーションの企画・制作及びそれに付帯する業務を手掛けています。同社グループの事業は単一セグメントに分類されますが、具体的には「リアルイベント」、「オンラインイベント」、「オンラインプロモーション」、そして「その他」のカテゴリーに分けられます。テー・オー・ダブリューはプロモーション業務の企画から制作までを一手に担い、「分析・調査」、「戦略立案・コンセプト策定」、「企画提案」、「実施制作」、「効果検証」など、多岐にわたる手法を用いています。これらのプロセスでは、リアルイベント、オンラインイベント、WEBサイト、SNS、動画制作、デジタル広告、PR、OOHなど、目的や課題に応じた最適なチーム編成とプランニングが行われます。一方、株式会社ティー・ツー・クリエイティブは、特に「リアルイベント」と「オンラインイベント」の領域で「制作」、「運営」、「演出」を主に行っています。これらの活動を通じて、テー・オー・ダブリューグループは顧客の多様なニーズに応える広範なサービスを提供しています。

経営方針

テー・オー・ダブリューは、1976年の設立以来、イベント・プロモーションを通じて「人と人とのコミュニケーションを大切にする心豊かな社会作り」に貢献してきました。2022年2月には、「新しい時代の体験を創る」というパーパスを制定し、デジタル化や価値観の多様化が進む社会において、柔軟な発想力で新たな可能性を追求しています。同社グループは、リアルとデジタルの両領域での拡張を推進し、体験価値を軸にした成長戦略を実行しています。

経営指標としては、企業価値の最大化を目指し、連結経常利益及び従業員一人当たりの売上総利益の向上を目標に掲げています。市場環境の変化に対応し、リアルイベントの回帰とデジタル市場の堅調な成長を背景に、2024年6月期に向けた取り組みを加速しています。具体的には、全国規模の体験型プロモーションや大型イベントの開催、デジタル領域でのプロモーション業務の拡張などに注力しています。

中長期的な取り組みとしては、テクノロジー・AIの活用や環境問題への対応を重点テーマに掲げています。デジタルテクノロジーのイベント・プロモーションへの活用加速や、環境配慮イベントのプロデュースを通じて、社会貢献・環境貢献を実践していく方針です。

テー・オー・ダブリューは、リアル領域の本格的な回復とデジタル市場の成長を背景に、トップラインの拡大を目指しています。また、高付加価値の提供や収益確保のための戦略的な人的資本への投資、事業領域の拡大などにより、同社グループの優位性と独自性の強化を図っています。