日本オラクル【4716】 スタンダード(内国株式)

クラウド&ライセンス(データベース管理ソフトウェア、ERP等のアプリケーション)、ハードウェア(サーバー、ストレージ)、サービス(コンサルティング、運用管理)の提供。

日本オラクル【4716】 スタンダード(内国株式)

クラウド&ライセンス(データベース管理ソフトウェア、ERP等のアプリケーション)、ハードウェア(サーバー、ストレージ)、サービス(コンサルティング、運用管理)の提供。

事業内容

日本オラクルは、米国オラクル・コーポレーションの実質的な子会社として、ITシステムの構築・運用に必要な製品やサービスを提供しています。同社の事業セグメントは大きく分けて、「クラウド&ライセンス」と「ハードウェア・システムズ」、「サービス」の三つに分類されます。

「クラウド&ライセンス」セグメントでは、クラウドサービスとオンプレミスライセンスを提供しており、データベース管理ソフトウェア、ミドルウェア、ERPなどの業務アプリケーションソフトウェアのライセンス販売が含まれます。このセグメントは、売上高構成比率で最も大きな割合を占めており、第38期では約83.7%に達しています。

「ハードウェア・システムズ」セグメントでは、サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器などのハードウェア製品の販売と、それらに関連するオペレーティングシステムやソフトウェアの提供を行っています。また、ハードウェア製品の技術サポートやメンテナンスサービスも提供しており、第38期の売上高構成比率は約7.2%です。

「サービス」セグメントでは、日本オラクル製品の導入支援を行うコンサルティングサービスや、予防保守サービス、IT環境の運用管理サービスなどのアドバンストカスタマーサポートサービスを提供しています。このセグメントの売上高構成比率は第38期で約9.2%となっています。

日本オラクルは、これらの事業セグメントを通じて、企業のIT基盤構築から運用、サポートに至るまでの幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

日本オラクルは、ITの新しい価値を創造し、お客様の成功と社会の発展に貢献することを基本理念としています。同社は、クラウドソリューションをはじめとする最先端のデジタル技術の提供を通じて、お客様の競争力強化、業績向上に貢献しています。売上高、営業利益、1株当たり純利益(EPS)の増加を目指し、継続的な企業価値の向上と株主への利益還元を追求しています。

中長期的な経営戦略として、お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用を支援し、ビジネス成長を促進することに注力しています。また、社会や人類への貢献を目指し、テクノロジーを用いたビジネスプロセスの近代化、デジタル化を推進しています。

同社は、クラウド、オンプレミス環境における総合的製品ポートフォリオを有し、特にソフトウェア・ライセンス製品がミッションクリティカル領域で広く採用されています。Oracle Cloudは、オラクルのソフトウェア・ライセンスで構築したオンプレミス・システムとの連携、双方向の移行を可能とする強みを持っています。

重点施策として、データ・ドリブンなアプローチによるクラウドサービスの提供を加速し、日本社会への貢献を目指しています。また、ライセンス部門・クラウド部門の連携強化、組織横断のコラボレーションにより、各業界のお客様に最適なソリューションを提供し、ビジネスに貢献しています。

2023年5月期には、「クラウドトランスフォーメーションを加速」する5つの施策を推進し、日本のためのクラウド提供、ガバメントクラウドへの貢献、ITコストの構造改革、クラウドネイティブなSaaSの提供、パートナーとの連携強化を進めています。これらの施策を通じて、日本社会へさらに貢献していく方針です。