クレスコ【4674】 プライム(内国株式)

エンタープライズシステム、金融システム、AIシステム、クラウド、セキュリティなどのIT・デジタルソリューション提供。

クレスコ【4674】 プライム(内国株式)

エンタープライズシステム、金融システム、AIシステム、クラウド、セキュリティなどのIT・デジタルソリューション提供。

事業内容

クレスコは、ITサービス事業とデジタルソリューション事業の2つの主要な事業セグメントを持つ企業グループです。同社グループは、親会社である株式会社クレスコを含む連結子会社12社及び持分法適用関連会社2社から構成されています。

ITサービス事業では、エンタープライズシステム、金融システム、組込みシステム、AIシステム、モバイルシステム、プラットフォーム、アジャイル開発・ニアショア開発・オフショア開発、RPA導入支援、データアナリティクス、UXデザインなど、幅広いIT関連のコンサルティングおよびIT企画・開発・保守の総合サービスを提供しています。

一方、デジタルソリューション事業では、クラウド、Robotics、AI&Data、セキュリティ、UX/UIなど、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を支援する製品やサービスの提供を行っています。これらのソリューション群は、企業のデジタル化推進に不可欠な要素を網羅しています。

また、クレスコは事業構造の変化にも対応しており、2022年7月1日には連結子会社の再編を行い、㈱エヌシステム及び㈱ネクサスが㈱クレスコ・ジェイキューブ(旧アルス㈱)に吸収合併されました。さらに、2023年2月1日には日本ソフトウェアデザイン㈱の全発行済株式を取得し、同社を連結子会社として迎え入れています。これらの動きは、クレスコグループが事業の幅を広げ、より多様なニーズに応える体制を整えていることを示しています。

経営方針

クレスコは、長期的な成長戦略として「CRESCO Group Ambition 2030」を掲げています。このビジョンの下、同社は2021年度から2030年度にかけて、3つの中期経営計画を展開しています。2023年度を最初のステージとする「変革」期には、連結売上高500億円、連結営業利益額50億円、ROE15%以上を目標に設定。その後の「挑戦」期(2024年度~2026年度)と「飛躍」期(2027年度~2030年度)を経て、売上高1,000億円の達成を目指しています。

中期経営計画2023では、ITサービス事業とデジタルソリューション事業の4本柱を通じた成長戦略を推進。具体的には、エンタープライズ、金融、製造業界向けのITサービスと、クラウド、Robotics、AI&Data、セキュリティ、UX/UIを核とするデジタルソリューションの提供を強化しています。

同社は、コアビジネス領域を強化するための3つの基本戦略と、新たなビジネスの柱を生み出すための3つの重点戦略に取り組んでいます。これには、デジタルソリューションの強化、機動的経営の進化、人間中心経営の深化が含まれます。また、ITサービスの拡大、品質の強化、技術の強化を目指しています。

クレスコは、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)として、売上高、営業利益額、ROEを設定。2023年度の目標値として、売上高500億円、営業利益額50億円、ROE15%以上を掲げており、これらの達成に向けた進捗状況を注視しています。

経営環境の変化に迅速に対応し、ステークホルダーの期待に応えるため、クレスコはこれらの戦略を速やかに実行し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。