事業内容
アール・エス・シーとそのグループ企業は、官公庁や民間企業の事務所ビル、店舗、ホテル、病院などの各種建物に対して、警備保障、清掃、オフィスサービス、設備管理などの建物総合管理サービス事業を展開しています。また、人材サービス事業も手がけており、情報管理、ファイリング、機器操作などの人材派遣業務や有料職業紹介業務を提供しています。
同社グループの事業は主に3つの部門に分類されており、それぞれが連結財務諸表のセグメント区分と一致しています。建物総合管理サービス事業では、アール・エス・シー本体のほか、アール・エス・シー中部や友和商工株式会社が主要な会社として挙げられています。このセグメントでは、警備保障業務全般、清掃業務、オフィスサービス業務、設備管理業務等のサービス業務及びそれらの付帯業務を提供しています。
人材サービス事業においては、アール・エス・シーが中心となって情報管理やファイリング、機器操作等の人材派遣業務、有料職業紹介業務を行っています。これらの業務は、年間契約と臨時契約に分類され、一定の期間にわたり継続的に、または特定の時期にのみ役務を提供しています。
アール・エス・シーとそのグループ企業は、これらの事業を通じて、建物の総合的な管理や人材の供給といった幅広いニーズに応えています。
経営方針
アール・エス・シーは、信頼されるサービスの提供を経営理念とし、地域社会の発展に貢献することを基本方針としています。同社は、警備事業を中心に建物総合管理サービス事業と人材サービス事業を展開し、業務の効率化を通じて収益構造の向上を目指しています。経営指標としては「売上高」と「営業利益率」に重点を置いています。
中長期的な経営戦略として、アール・エス・シーは、お客様に対して適切な提案を行い、信頼を獲得して安定した収益を確保することを目標にしています。また、オフィスビルや商業施設に必要な警備・清掃・設備・派遣業務を主要な業務とし、これらを連携させることで事業規模の拡大と収益力の強化を図っています。新技術の活用や女性の活躍推進、労働生産性の向上にも注力しています。
対処すべき課題としては、厳しい経済環境の中での収益力向上が挙げられます。これに対し、アール・エス・シーはワンストップソリューションの提案やエリア管理体制の構築、新技術の導入によるサービス品質の向上と省力化を推進しています。また、人材不足への対応として、採用体制や教育の強化、女性の職域拡大に取り組んでいます。さらに、DX化や技術革新による生産性の向上、M&Aやアライアンス戦略を通じた持続的な成長も目指しています。
建物総合管理サービス事業では、お客様との信頼関係を強化し、受注拡大を目指しています。新技術の活用による新サービスの創出や人材不足への対応も重要な取り組みです。人材サービス事業では、新型コロナウイルス感染症の影響が減少する中、深耕開拓・新規営業を推進し、女性従業員の活躍領域の拡大を図っています。これらの取り組みを通じて、アール・エス・シーはすべてのステークホルダーに安全と安心を提供するプロフェッショナル集団を目指しています。