東京インキ【4635】 スタンダード(内国株式)

印刷インキ製造販売、印刷用材料仕入販売、化成品製造販売、加工品製造販売、不動産直接賃貸を手がける。

東京インキ【4635】 スタンダード(内国株式)

印刷インキ製造販売、印刷用材料仕入販売、化成品製造販売、加工品製造販売、不動産直接賃貸を手がける。

事業内容

東京インキ株式会社とそのグループ会社は、インキ事業、化成品事業、加工品事業、不動産賃貸事業の4つの主要な事業セグメントを展開しています。

インキ事業では、東京インキは印刷インキの製造販売を行い、印刷用材料の仕入れ販売も手掛けています。このセグメントでは、林インキ製造㈱、荒川塗料工業㈱、東京油墨貿易(上海)有限公司との間で製品や商品の取引があります。特に荒川塗料工業㈱は、紙加工用塗料や建築用塗料の製造販売を行っています。

化成品事業においては、東京インキが化成品の製造販売を担当しており、英泉ケミカル㈱やハヤシ化成工業㈱が製造受託を行っています。この事業では、トーイン加工㈱、東洋整機樹脂加工㈱、東京インキ(タイ)㈱、東京油墨貿易(上海)有限公司と製品取引があります。

加工品事業では、東京インキが製造販売および仕入れ販売をしています。このセグメントでも、トーイン加工㈱、東洋整機樹脂加工㈱、東京油墨貿易(上海)有限公司との間で製品や商品の取引が行われています。

不動産賃貸事業は、東京インキが直接賃貸を行っている事業です。これにより、同社は事業の多角化を図り、安定した収益基盤の構築を目指しています。

これらの事業セグメントを通じて、東京インキ株式会社グループは、多岐にわたる製品とサービスを提供し、幅広い顧客ニーズに応えています。

経営方針

東京インキ株式会社は、印刷用インキの製造・販売を起点に、プラスチック着色剤や機能性製品、特殊な成形加工技術を駆使した樹脂加工品へと事業範囲を拡大してきました。同社は、市場や社会が求める価値を最優先に考え、お客様と共に創り上げることで、日々の暮らしに貢献し続けることを目指しています。中期経営計画「TOKYOink 2024」では、環境・社会課題への貢献、気候変動抑制への対応、国内人口の減少、ガバナンス強化、働き方の多様化、デジタル化の加速といったメガトレンドに対応し、持続的な成長と高収益化を目指しています。

同社は、ESG経営の推進、新製品開発・新規事業探索、高効率運営体制の実現、成長投資、資本効率・株主還元を基本戦略として掲げています。また、環境・社会対応製品の開発推進、運営体制の構築、既存製品の競争力強化、周辺事業領域の探索と成長製品の更なる拡充を事業戦略としています。

インキ事業では、環境対応製品やデジタル化への転換を推進し、化成品事業では、サーキュラーエコノミー参画を推進し、加工品事業では、水処理用資材や防災減災資材の開発を推進しています。これらの戦略を通じて、売上高450億円、営業利益20億円、ROS4.0%以上、ROE5.0%以上、配当性向30%以上を経営目標としています。

2023年12月に創立100周年を迎える東京インキは、今後の更なる成長を遂げるための「長期ビジョン」を策定し、公表する予定です。これにより、同社は持続可能な成長を目指しています。