artience【4634】 プライム(内国株式)

色材・機能材、ポリマー・塗加工、パッケージ、印刷・情報関連事業を展開し、有機顔料やインクジェット材料、缶用塗料、グラビアインキなどを手がける。

artience【4634】 プライム(内国株式)

色材・機能材、ポリマー・塗加工、パッケージ、印刷・情報関連事業を展開し、有機顔料やインクジェット材料、缶用塗料、グラビアインキなどを手がける。

事業内容

Artienceは、多様な事業セグメントを持つ企業グループであり、連結子会社56社と持分法適用関連会社4社で構成されています。Artienceの事業は、色材・機能材関連事業、ポリマー・塗加工関連事業、パッケージ関連事業、印刷・情報関連事業、その他の事業に分かれています。

色材・機能材関連事業では、有機顔料や加工顔料、プラスチック用着色剤、カラーフィルター用材料、インクジェット材料、リチウムイオン電池材料などを手がけています。国内ではトーヨーカラーや東洋ビジュアルソリューションズが主要な会社です。

ポリマー・塗加工関連事業では、缶用塗料、樹脂、接着剤、粘着剤、塗工材料、天然材料、メディカル製品などを提供しています。国内ではトーヨーケムや東洋モートンが主要な会社として活動しています。

パッケージ関連事業では、グラビアインキやフレキソインキ、グラビアシリンダー製版などを扱っています。国内では東洋インキが主要な会社として事業を展開しています。

印刷・情報関連事業では、オフセットインキ、金属インキ、印刷機械、印刷機器、プリプレスシステム、印刷材料などを提供しています。国内では東洋インキやマツイカガクが主要な会社です。

その他の事業としては、原料販売、役務提供、不動産の賃貸管理、子会社の持株会社などがあります。国内ではArtience自身や東洋ビーネットが主要な会社として活動しています。

Artienceは、国内外で幅広い製品とサービスを提供し、グローバルな市場での競争力を持っています。各事業セグメントは、国内外の関連会社と連携しながら、さまざまな産業分野でのニーズに応えています。

経営方針

Artienceは、2024年1月1日より新たな商号と理念体系を導入し、成長戦略を推進しています。新商号「artience」は「art」と「science」を融合したもので、感性と技術の両面から価値を創出することを目指しています。この理念のもと、Artienceは持続可能な社会の実現に貢献し、心豊かな未来を目指しています。

Artienceの中期経営計画「artience2027/2030“GROWTH”」は、2030年をゴールとし、事業ポートフォリオの変革、資本効率とキャッシュフローの最大化、企業基盤構築とサステナビリティ経営を重点領域としています。特に、ROEの向上を目指し、2026年には8.0%以上、2029年には10.0%以上を目標としています。

Artienceは、既存事業の高収益化、戦略的重点事業の創出、経営基盤の変革を進めています。特に、モビリティ・バッテリー分野やディスプレイ・先端エレクトロニクス分野に資源を集中し、新たな収益源を創出します。また、環境・バイオ・エネルギーを次世代事業と位置付け、戦略的に資源を配分しています。

経営基盤の変革では、ESGの観点を重視し、人的資本の強化や資本効率性の向上に注力しています。さらに、デジタル変革や生成AIの活用を通じて、製品開発やオペレーションの変革を進めています。これにより、Artienceは持続可能な経営を実現し、新たなブランド価値を構築しています。