ペプチドリーム【4587】 プライム(内国株式)

ペプチドリーム株式会社は、独自の創薬プラットフォームPDPSを活用した創薬開発事業と、PDRファーマ株式会社による放射性医薬品事業を展開し、医薬品の研究・開発・製造・販売を行う。

ペプチドリーム【4587】 プライム(内国株式)

ペプチドリーム株式会社は、独自の創薬プラットフォームPDPSを活用した創薬開発事業と、PDRファーマ株式会社による放射性医薬品事業を展開し、医薬品の研究・開発・製造・販売を行う。

事業内容

ペプチドリームは、独自の創薬開発プラットフォームシステムであるPDPSを活用した創薬開発事業を展開しています。この事業では、PDPSを中核とした創薬基盤技術を活用し、創薬共同研究開発や技術ライセンス、戦略的提携による自社パイプラインの拡充を行っています。

また、ペプチドリームの100%子会社であるPDRファーマは、放射性医薬品事業を手がけています。この事業では、がんや脳の異常蓄積などの病変を画像で検査する診断用放射性医薬品や、がん領域を中心とした治療用放射性医薬品の研究開発、製造販売を行っています。

PDRファーマが日本国内で販売している製品には、ヨウ化ナトリウムカプセルやライアットMIBG-I131静注、ゼヴァリンインジウム(111In)静注用セットなどがあります。これらの製品は、甲状腺機能亢進症やがんの診断・治療に用いられています。

さらに、PDRファーマは、テクネDMSAキットやテクネMAAキットなど、腎疾患や肺疾患の診断に用いる放射性医薬品も提供しています。これらの製品は、医療現場での診断精度向上に貢献しています。

ペプチドリームとPDRファーマは、創薬開発と放射性医薬品の両事業を通じて、医薬品の研究・開発・製造・販売に取り組んでおり、医療分野での革新を目指しています。

経営方針

ペプチドリームは、次世代医薬品の創出を目指し、独自の創薬プラットフォームPDPSを基盤に革新的な医薬品の研究開発を推進しています。同社は、放射性医薬品領域におけるPDRファーマの専門性を活用し、人々の健康と医療の発展に貢献することを目指しています。

ペプチドリームは、放射性医薬品(RI)領域とNon-RI領域の2つの戦略領域で事業を展開しています。RI領域では、がん細胞に選択的に放射性核種を送達する技術を活用し、革新的な放射性治療薬・診断薬の開発を進めています。Non-RI領域では、PDPSを中核にペプチド医薬品やペプチド-薬物複合体の創薬を行っています。

同社は、2025年までに売上収益49,000百万円、Core営業利益21,700百万円、売上収益Core営業利益率44.3%を目標としています。これにより、収益性の向上を図り、持続可能な成長を実現することを目指しています。

放射性医薬品領域では、既存製品の価値最大化や中枢神経領域での事業拡大、新たな放射性治療薬の開発を戦略の柱としています。特に、アルツハイマー病領域のPET診断薬の成長に注力し、医療従事者に有益な情報を提供することを目指しています。

Non-RI領域では、PDPSを基盤にペプチド医薬品や複合体の創薬を進め、提携先との協力を強化しています。これにより、早期の研究から商業化に至るまでのプログラムを推進し、将来の収益拡大を図っています。

ペプチドリームは、PDRファーマとのシナジーを活かし、創薬と放射性医薬品の両事業を通じて、医療分野での革新を目指しています。これにより、持続可能で強固な成長を実現し、医療の進歩に寄与することを目指しています。