竹田iPホールディングス【7875】 スタンダード(内国株式)

商業印刷、半導体関連マスク製造、物販事業を展開、カタログやチラシの制作、ICパッケージ用マスク設計、印刷機械販売などを手がける。

竹田iPホールディングス【7875】 スタンダード(内国株式)

商業印刷、半導体関連マスク製造、物販事業を展開、カタログやチラシの制作、ICパッケージ用マスク設計、印刷機械販売などを手がける。

事業内容

竹田iPホールディングス及びそのグループ企業は、主に2つの事業セグメントを展開しています。これらは印刷セグメントと物販セグメントです。印刷セグメントでは、商業印刷物の制作・印刷や販売促進支援事業を行っており、日栄印刷紙工株式会社が紙器類の製造やラベル・シール類の印刷を、株式会社光風企画が印刷物の企画・デザインを担当しています。また、東海プリントメディア株式会社は日刊新聞の印刷を、上海竹田包装印務技術有限公司は中国での包装材・紙器類の企画・販売を、大連光華軟件技術有限公司は印刷用データの制作を行っています。さらに、TAKEDA PRINTING (Thailand) CO.,LTD.は包装用資材及び印刷物の企画・製造・販売を、株式会社千代田プリントメディアは商業印刷物、出版印刷物等の企画・制作を手がけています。

半導体関連マスク事業では、ICパッケージや基板用のスクリーンマスク、フォトマスクの設計・製造を行っており、株式会社プロセス・ラボ・ミクロンがプリント基板への電子部品表面実装用のメタルマスクの設計・製造を、東京プロセスサービス株式会社が各種電子部品用のスクリーンマスク、フォトマスクの設計・製造を、株式会社トープロケミカルが資材の購入を担当しています。また、PROCESS LAB.MICRON VIETNAM CO.,LTD.はベトナムで、TOKYO PROCESS SERVICE(Thailand)CO.,LTD.はタイで、富来宝米可龍(蘇州)精密科技有限公司は中国でそれぞれメタルマスクの製造を行っています。

物販セグメントでは、株式会社光文堂が印刷機械やその周辺機器及び印刷資材の仕入・販売を、株式会社ウィルジャパンが事務用品類等の企画・販売をそれぞれ担当しています。これらの事業を通じて、竹田iPホールディングスグループは幅広い印刷関連サービスと物販事業を展開しています。

経営方針

竹田iPホールディングス及びそのグループ企業は、印刷業界の厳しい環境下で、持続可能な成長を目指しています。同社は「Hard+Soft+Heart」の経営理念を掲げ、顧客満足を追求しながら、サステナビリティ経営を推進しています。具体的には、顧客の課題解決を通じて社会に貢献することを使命とし、優先的に取り組むべき11項目のマテリアリティを選定し、活動を具体化しています。

デジタル化の進展による紙媒体の縮小や価格競争の激化など、印刷業界は長期にわたり厳しい状況が続いています。これに対応するため、同社は印刷事業において、従来のビジネスモデルから脱却し、顧客の課題に対して多様なソリューションをワンストップで提供する「ワンストップソリューション」のビジネスモデルへの転換を急いでいます。また、半導体関連マスク事業や物販事業においても、市場のニーズに応えるための戦略を展開しています。

長期ビジョンとしては、「顧客の圧倒的支持を得るワンストップソリューションを提供し、ロイヤルカスタマー比率を高め続ける」ことを掲げています。これを実現するために、コア事業の競争力強化、新事業開発の強化、経営基盤の強化という3つの改革を進めています。

優先的に対処すべき課題としては、ビジネスモデルの転換、顧客の置かれている状況とビジネスモデルを深く理解すること、低コスト生産体制の構築、半導体関連マスク事業の強化、新事業の開発、情報セキュリティの強化、人材育成、社会的価値創造企業への進化などが挙げられています。

竹田iPホールディングスは、これらの戦略を通じて、厳しい市場環境にあっても持続的な成長を目指しています。