NANO MRNA【4571】 グロース(内国株式)

最先端のサイエンスを治療現場へ届けるため、製薬企業にIP提供、mRNA医薬の研究開発とライセンスアウトを手がける。

NANO MRNA【4571】 グロース(内国株式)

最先端のサイエンスを治療現場へ届けるため、製薬企業にIP提供、mRNA医薬の研究開発とライセンスアウトを手がける。

事業内容

NANO MRNAは、最先端のサイエンスを治療現場にいち早く届けることを目的とし、製薬企業に知的財産(IP)を提供することで、世界の人々の健康に貢献しています。同社はミセル化ナノ粒子技術を用いた医薬品開発において、特にmRNA医薬の研究開発に注力しており、効率的に複数のmRNA医薬の創薬及び知財獲得を進めています。後期臨床開発ステージに入る時点で、製薬企業にライセンスアウトするビジネスモデルを採用しています。

NANO MRNAは、国内企業に先駆けてmRNA医薬の研究開発に取り組んできた経験と実績を活かし、大手製薬企業の開発体制に匹敵する開発及び事業開発体制を構築しています。同社は、mRNA治療薬のIPを継続的に創出し、多数のパイプラインを同時並行でインキュベートしています。

同社の収益モデルは、mRNA創薬に関するノウハウを活かし、非臨床試験まで実施した後、臨床開発が可能な製薬企業にアセットを導出することで、マイルストーン収入と成功した場合のロイヤリティを得ることにあります。

パイプラインには、変形性膝関節症に対する再生医薬の開発を推進するプロジェクト「RUNX1」や、耳鼻咽喉科領域における共同開発品「コムレクス®耳科用液1.5%(開発コードENT103)」などが含まれています。これらのプロジェクトは、疾患の予防や治療に新たな選択肢を提供することを目指しています。

経営方針

NANO MRNAは、最先端のサイエンスを治療現場に迅速に届けることを目的とし、特にmRNA医薬の分野での研究開発に注力しています。同社は、製薬企業に知的財産(IP)を提供し、世界の人々の健康に貢献することを経営方針としています。mRNA医薬の創薬及び知財獲得に効率的に取り組み、後期臨床開発ステージに入る時点で製薬企業にライセンスアウトするビジネスモデルを採用しており、これにより継続的な事業利益の確保を目指しています。

同社は、mRNA治療薬のIPを継続的に創出し、多数のパイプラインを同時並行でインキュベートする戦略を推進しています。非臨床試験まで実施した後、臨床開発が可能な製薬企業にアセットを導出し、マイルストーン収入と成功した場合のロイヤリティを得ることが収益モデルです。

成長戦略の一環として、同社は2023年1月にmRNA医薬に特化したIP創出型のビジネスモデルに転換しました。この戦略により、「IP Generator」型企業としての成長を目指しています。重点目標としては、mRNAシーズの探索と取り込み、アクセリードグループとの連携強化、医師主導治験の実施が挙げられます。これらの目標を通じて、継続的な黒字化と早期の成長実現を目指しています。

NANO MRNAは、オープンイノベーションを進め、世界中のアカデミアやバイオベンチャーとの協業を通じて、迅速にIPを獲得し、ライセンス契約を成立させることを目標にしています。また、外部リソースの最大限活用により、研究開発に係る固定費の削減とIP導出までのサイクルの効率化を図り、持続的な成長を目指しています。