ヴィスコ・テクノロジーズ【6698】 スタンダード(内国株式)

画像処理検査装置の開発、製造、販売を手がけ、製造業の品質管理に貢献。

ヴィスコ・テクノロジーズ【6698】 スタンダード(内国株式)

画像処理検査装置の開発、製造、販売を手がけ、製造業の品質管理に貢献。

事業内容

ヴィスコ・テクノロジーズ及びその連結子会社5社(中国、タイ、米国、マレーシア、ベトナムに拠点を持つ)は、画像処理検査装置の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しています。これらの装置は、製造業の現場で製品の傷や汚れ、異物などの外観上の欠陥を検出するために用いられ、ファクトリーオートメーション(FA)向けのシステムとしても認識されています。

同社が提供する画像処理検査装置は、筐体、カメラ、レンズ、照明などから構成され、顧客の検査ニーズに応じた最適なシステムの提案とアドバイスを行っています。これらの装置は、コネクタ部品をはじめとする電子部品業界、半導体業界、自動車業界、食品業界など、幅広い製造現場で利用されています。

ヴィスコ・テクノロジーズは、検査装置を構成するモジュールの製造を部品製造会社に委託するか、購入した上で、製品の組立てやオペレーティングシステム及び自社開発の画像処理ソフトウェアのセットアップを組立会社に委託するファブレスメーカーです。国内外の顧客に対して、同社、連結子会社、及び国内外の代理店を通じて製品を販売しています。

同社グループの事業は、画像処理検査装置事業のみを扱っており、その事業内容は単一セグメントで構成されています。これにより、製造業の品質管理と効率化に貢献しています。

経営方針

ヴィスコ・テクノロジーズは、画像処理検査装置の開発、製造、販売を通じて、製造業の品質管理と効率化に貢献している企業です。同社は、「画像一筋」を企業理念に掲げ、究極の画像処理システムの追求を目指しています。その成長戦略の核心には、顧客満足度の高いトータルソリューションの提供と、画像処理システムクリエイターとしての地位の確立があります。

経営指標としては、連結営業利益率15%以上、自己資本当期純利益率(ROE)15%以上を目標に掲げています。これを達成するため、同社は中期経営計画に基づき、新規市場の顧客開拓、アライアンス体制の構築、開発力の強化、経営環境の変化への対応、知名度の向上、営業力の強化に重点を置いて取り組んでいます。

特に、新規市場への顧客開拓とアライアンス体制の構築には力を入れており、電子部品メーカーを中心に、自動車電子制御部品や半導体メーカーなど、新たな顧客層の開拓を進めています。また、開発力の強化にも注力し、顧客ニーズに沿った製品リニューアルやモデルラインナップの拡充、製品の機能拡張による高付加価値化を目指しています。

経営環境の変化に対しては、アジア諸国を中心に画像処理検査装置の需要が高まることをビジネスチャンスと捉え、海外市場への展開を加速しています。知名度の向上と営業力の強化も、事業計画の達成に不可欠な要素として位置づけられており、展示会やWEB広告、セミナーへの積極的な出展を通じて、同社の認知度を高める取り組みを行っています。

ヴィスコ・テクノロジーズは、これらの成長戦略を通じて、持続的かつ健全な成長を目指し、画像処理検査装置市場におけるリーダーとしての地位を確固たるものにしていく方針です。