エル・ティー・エス（LTS）グループは、顧客企業の成長と変革を支援するためのサービスを提供しています。同社グループは、プロフェッショナルサービス事業とプラットフォーム事業の二つの主要なセグメントで構成されています。

プロフェッショナルサービス事業では、企業の業務変革を支援するための教育やコミュニケーション推進施策を提供しています。この事業は、ビジネスプロセスマネジメント、コンサルティング、デジタル活用サービスの三つに分類されます。エル・ティー・エスは、ITコンサルティング会社やERPパッケージベンダーと協業し、顧客企業のITシステム導入に伴う業務変革を支援しています。また、デジタルトランスフォーメーションの流れの中で、IoTやAI、RPAを活用した業務の効率化や自動化など、顧客企業のデジタルシフト実行を支援しています。

プラットフォーム事業では、「アサインナビ」をはじめとする複数のプラットフォームを通じて、IT人材とプロジェクトのマッチングサービスを提供しています。これにより、IT業界の多重下請け構造の改善や高単価案件の提供を実現しています。また、「コンサルタントジョブ」では、フリーコンサルタントの成長をトータルで支援し、「CS Clip」を通じて事業会社とDX企業のマッチングや成長支援を行っています。

エル・ティー・エスグループは、これらの事業を通じて、顧客企業の外部リソース活用やデジタルトランスフォーメーションによる事業構造の進化、テクノロジー活用による生産性向上を支援し、企業が継続的に成長するための最適な解決手段を提供しています。

エル・ティー・エス（LTS）グループは、企業の持続的な成長と企業価値の向上を目指し、社会の持続的発展に貢献することを経営方針としています。同社は、「可能性を解き放つ」というミッションのもと、人の可能性を信じ、自由で活き活きとした人間社会の実現を目指しています。ビジョンとしては、「世界を拡げるプロフェッショナルカンパニー」を掲げ、学び、実行、考え抜くこと、躊躇せず行動し、驚きを提供することを価値観としています。

経営の基本原則には、お客様の成長に貢献し、個人の創造性と個性を尊重し、誠実に徹することが挙げられています。これらの原則のもと、同社グループは「ビジネスプロセスマネジメント」の能力と実績を通じて、顧客企業のビジネス変革と成長を支援するサービスを提供しています。

デジタル化の進展や労働人口の減少など、変化する市場環境の中で、同社グループはデジタルトランスフォーメーション（DX）へのニーズが底堅いと捉え、AIやRPAの導入、デジタルマーケティングの活用など、競争力を確保するための戦略的なIT投資を推進しています。これにより、顧客への提供価値の拡大を目指しています。

中期経営計画では、「売上高年平均成長率20％超を継続」、「2024年12月期営業利益率15％」を目標としていましたが、これを上方修正し、「売上高年平均成長率25％超を継続」とし、2024年12月期の連結売上高165億円、連結営業利益20億円を新たな目標としています。これを達成するため、採用の積極化や人材の成長支援などに取り組み、デジタル時代のベスト・パートナーを目指しています。

また、同社グループは、優秀な人材の確保と育成、グループガバナンスの高度化、内部管理体制及びコーポレート・ガバナンスの強化、新型コロナウイルス感染症への対応など、中長期的な成長の実現に向けた課題にも積極的に取り組んでいます。これらの戦略的な取り組みを通じて、エル・ティー・エスグループは持続可能な成長を目指しています。