松本油脂製薬【4365】 スタンダード(内国株式)

界面活性剤と合成糊料、合成樹脂製マイクロスフェアーの製造・販売、繊維工業用糊料の製造。

松本油脂製薬【4365】 スタンダード(内国株式)

界面活性剤と合成糊料、合成樹脂製マイクロスフェアーの製造・販売、繊維工業用糊料の製造。

事業内容

松本油脂製薬は、自社および連結子会社2社(株式会社マツモトユシ・インドネシア[インドネシア]、立松化工股份有限公司[台湾])、持分法適用関連会社1社(日本クエーカー・ケミカル株式会社)を含むグループで構成されています。同社グループは、界面活性剤とその他の製品の製造および販売を主な事業としています。

界面活性剤セグメントでは、松本油脂製薬が製造・販売を行い、日本クエーカー・ケミカル株式会社が鉄鋼金属工業用、製缶工業用の界面活性剤の研究、販売を担当しています。また、株式会社マツモトユシ・インドネシアと立松化工股份有限公司は、繊維工業用界面活性剤を製造し、それぞれの国内で販売しています。松本油脂製薬はこれら2社から製品を仕入れ、インドネシアおよび台湾以外の国へ販売しています。

その他のセグメントでは、松本油脂製薬が繊維工業用その他の合成糊料、合成樹脂製マイクロスフェアーなどを製造、販売しています。株式会社マツモトユシ・インドネシアと立松化工股份有限公司は、それぞれ繊維工業用糊料を製造し、自国内で販売しています。松本油脂製薬は、これら2社から製品を仕入れ、インドネシアおよび台湾以外の国への販売と、2社が製造工程で使用する合成糊料の中間体を販売しています。

このように、松本油脂製薬グループは、界面活性剤とその他の製品を中心に、国内外で幅広い事業活動を展開しています。

経営方針

松本油脂製薬は、研究開発型企業として界面活性剤の技術を核に据え、繊維産業を中心に多岐にわたる産業に対して製品を供給しています。同社は、グローバル経済に対応できる強く、利益率の高い企業へと成長することを目指しており、成長性と収益性の向上に努めています。売上高及び売上高営業利益率の継続的な向上を目標に掲げ、株主利益の増大にも注力しています。

中長期的な経営戦略として、界面活性剤分野だけでなく、高分子分野においても独自の技術開発を進め、新しい分野での技術開発に挑戦しています。広範囲にわたる顧客層のニーズを的確に把握し、これまで培った技術力をさらに伸ばすことを目指しています。

経済環境の不透明さの中、松本油脂製薬グループは経営基盤の強化に取り組んでいます。世界的な需要の変動に柔軟に対応し、新製品の開発、販路の拡大、製品の安定供給体制の維持、社内の合理化を通じて業績の拡充と収益率の向上を図っています。また、生産設備の増強と既存設備の見直し、付加価値の高い新素材・新用途の開発にも力を入れており、社会情勢の変化に適応しながら事業運営を機動的に行っていく方針です。