電通グループ【4324】 プライム(内国株式)

広告、マーケティング、コンテンツビジネス、情報システムコンサルティング・開発・運用、不動産管理・仲介など多岐にわたる事業を展開。

電通グループ【4324】 プライム(内国株式)

広告、マーケティング、コンテンツビジネス、情報システムコンサルティング・開発・運用、不動産管理・仲介など多岐にわたる事業を展開。

事業内容

電通グループは、広告を核としたコミュニケーションサービスを提供する多角的な事業を展開しています。同社の事業セグメントは、国内事業と海外事業の二つに大別されます。

国内事業では、電通をはじめとする複数の企業が、広告、マーケティングサービス、コンテンツビジネスを手掛けています。これには、電通東日本、電通西日本、電通九州、電通ランウェイ、電通デジタル、電通ライブ、電通プロモーションプラス、CARTA HOLDINGS、セプテーニ・ホールディングスなどが含まれます。

情報サービス業では、電通国際情報サービスが情報システムのコンサルティング、開発、運用、ソフトウェアプロダクトの販売、ネットワークサービスを提供しています。また、電通コーポレートワンは、コーポレート領域の専門機能提供、ビル賃貸管理、不動産売買・仲介、損保代理業などを行っています。

海外事業においては、Dentsu International Limitedをはじめとする多数の企業が、世界各地で広告やマーケティングサービスを展開しています。これには、Dentsu Aegis Network Central Europe GmbH、Dentsu France SAS、Merkle Group Inc.、Isobar US, LLCなどが含まれ、グローバルなネットワークを形成しています。

電通グループは、これらの事業を通じて、国内外で幅広いコミュニケーションサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。

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経営方針

電通グループは、破壊的なテクノロジーの進化やポスト・パンデミックによる社会規範の変容に伴い、生活者の行動や価値観が多様化し、個人化された体験の重要性が高まっている現代において、その事業環境の変化と成長機会を捉え、顧客企業のニーズに応えるための成長戦略を推進しています。同社は、データとテクノロジーを活用した顧客体験全体の設計及び体験価値の向上に焦点を当て、事業戦略に基づく統合的なソリューション提案やマーケティング基盤のデジタル・トランスフォーメーション、新規事業の創出などを含む提案を行っています。

2021年2月には、「中期経営計画2024 ―変革による持続的成長へ―」を策定し、その初年度と2022年度においては売上総利益、調整後営業利益及び1株当たり年間配当金において上場来最高額を更新するなど、好調な推移を見せています。この計画では、事業変革による成長戦略の実践、収益性と効率性の改善、財務基盤の改善と株主価値の持続的向上、ESG経営の推進を注力領域としています。

特に、「Integrated Growth Solutions(インテグレーテッド・グロース・ソリューション)」を事業戦略の核に据え、顧客の事業変革を支援する「Customer Transformation & Technology」領域の強化に注力しています。また、M&Aを含む資金投資により、カスタマートランスフォーメーション&テクノロジー領域へのフォーカスを強化し、ケイパビリティとスケールの拡充を図っています。

さらに、国内外の事業構造改革を進め、より統合され効率化された組織構造を目指しています。これにより、インテグレーテッド・グロース・ソリューションを個々の顧客企業に最適な形で提供できる体制を構築しています。

電通グループは、これらの成長戦略を通じて、社会にポジティブな動力を生み出し、「人起点の変革」の最前線に立つ企業へと進化を遂げています。