事業内容
CEホールディングスは、主に医療情報システムの開発・販売を行う企業で、電子カルテシステムを中心に事業を展開しています。特に「MI・RA・Isシリーズ」という自社パッケージ製品を中小病院向けに提供し、医事会計システムやハードウェアと組み合わせたソリューションを提供しています。
CEホールディングスは、2024年1月に「MI・RA・Is V」という新製品を発売し、ユーザー数を順調に増やしています。また、医療情報システムの受託開発や運用管理、医薬品・医療機器の臨床開発支援、医療機関向けの料金後払いシステムの開発など、多岐にわたるサービスを提供しています。
さらに、CEホールディングスは、企業向けオンライン相談サービス「もこすく相談所」や、患者と医療機関の情報共有を促進するスマートフォン向けサービス「ドクターコネクト」を展開しています。これにより、医療現場の働き方改革を支援しています。
マーケティングソリューション事業では、CEホールディングスはデジタルマーケティング支援を行っています。具体的には、企業や組織向けのWebサイト再構築やWebプロモーション支援、デジタルマーケティング人材の育成を手掛けています。また、公共・商業施設向けのデジタルサイネージの販売も行っています。
経営方針
CEホールディングスは、医療を中心としたヘルスケア全般をITで支援し、社会や事業者が抱える課題解決に寄与することを目指しています。企業価値の向上を図るため、医療情報システムの開発・販売を主軸に、電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を提供しています。
同社は「中期経営計画 2026」に基づき、三つの成長戦略を推進しています。まず、既存事業の収益拡大を図り、電子カルテシステムのクラウドサービス拡充や営業力強化を進めています。次に、既存事業の強みを生かした新たなサービスビジネスの創出を目指しています。
さらに、CEホールディングスは、既存事業に次ぐ成長事業の創出を課題とし、新会社設立やM&Aを通じて事業領域を拡大しています。特に、医療機関と患者の情報共有サービス「ドクターコネクト」の提供を開始し、サービスビジネスの割合を高めています。
同社は、医薬品・医療機器の臨床開発支援やデジタルマーケティング支援の業績回復も重要な課題としています。2025年9月期には、売上高15,000百万円、営業利益1,500百万円を目標に掲げ、企業価値の最大化を図っています。