大倉工業【4221】 プライム(内国株式)

ポリエチレンやポリプロピレン製品、光学機能性フィルム、加工合板、宅地造成、ホテル運営、不動産賃貸など多岐にわたる事業。

大倉工業【4221】 プライム(内国株式)

ポリエチレンやポリプロピレン製品、光学機能性フィルム、加工合板、宅地造成、ホテル運営、不動産賃貸など多岐にわたる事業。

事業内容

大倉工業は、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントには、合成樹脂事業、新規材料事業、建材事業、その他の事業があります。

合成樹脂事業では、ポリエチレンやポリプロピレンを用いた製品の製造・販売を行っています。関連会社として、株式会社KSオークラや無錫大倉包装材料有限公司などがあり、製品の加工や販売を担っています。

新規材料事業では、光学機能性フィルム製品の製造・販売を行っています。関連会社のオー・エル・エス有限会社がこの分野での製品供給を行っています。

建材事業では、加工合板やパーティクルボードの製造・販売を行っています。株式会社オークラプレカットシステムが木材加工や宅地造成、建物建築を担当しています。

その他の事業には、ホテルの運営や不動産の賃貸、情報処理システムの開発、損害保険代理業務、有線テレビ放送事業などがあります。オークラホテル株式会社やオークラ情報システム株式会社がこれらの事業を支えています。

さらに、2023年5月にはベトナムにOKURA VIETNAM CO., LTD.を設立し、接着剤製品やプラスチック製品の製造・販売を目指しています。現在、稼働に向けた準備が進められています。

経営方針

大倉工業は、2030年を目標にした経営ビジョン「Next10(2030)」を掲げ、事業ポートフォリオの深化を通じて社会課題の解決と顧客価値の向上を目指しています。このビジョンは、新型コロナウイルスや脱炭素社会への対応を考慮し、長期的な視点で策定されました。

中期経営計画(2027)では、2025年度を初年度とし、事業領域の拡大を目指しています。財務戦略としては、資本効率性の向上や株主還元の拡充を図り、企業価値の向上を目指します。また、人的資本投資やESG・SDGsの推進を通じて、非財務的価値の向上にも注力しています。

大倉工業は、経営ビジョンNext10(2030)と中期経営計画(2027)の目標達成を優先課題としています。特に、顧客価値の向上と社会課題の解決を通じて、社会・環境価値の創出を目指しています。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値を高めることを目指しています。

財務目標として、2027年度までに調整後ROEを7.5%に達成することを掲げています。これにより、投下資本の運用効率や収益性を高め、持続可能な成長を実現することを目指しています。