事業内容
大阪有機化学工業は、主に有機化学工業薬品の製造販売を行っており、化成品事業、電子材料事業、機能化学品事業の3つの事業セグメントを展開しています。
化成品事業では、特殊アクリル酸エステルやアクリル酸を製造販売しています。これらは塗料、粘接着剤、インキなどに使用され、自動車や建築分野での需要に応えています。多品種少量生産に対応したマルチパーパス生産設備を活用しています。
電子材料事業では、ディスプレイや半導体向けの電子材料を製造販売しています。アクリル酸エステル類の光硬化性を活かした製品や、機能性ポリマーを電子産業分野に提供しています。
機能化学品事業では、化粧品向け原材料や機能材料を製造販売しています。頭髪用機能性ポリマー製品や特殊溶剤などを関連産業に供給し、多様な市場ニーズに対応しています。
経営方針
大阪有機化学工業は、2024年から2030年にかけての中期経営計画「Progress & Development 2030(P&D 2030)」を掲げ、成長を目指しています。この計画では、連結売上高を2030年度までに500億円以上に引き上げることを目標としています。また、連結営業利益率を15%以上に維持し、ROEを12%以上にすることを目指しています。
同社は、特殊アクリル酸エステルのリーディングカンパニーとして、グローバル市場での価値提供を目指しています。ESGに配慮したサステナブル経営を推進し、最先端半導体材料の開発を加速させることで、半導体事業の拡大を図ります。また、LCD用レジスト技術を非ディスプレイ用途に展開し、親水性ポリマー技術を生体適合材料や新規電子材料に応用することを計画しています。
さらに、大阪有機化学工業は、バイオマスアクリレートの開発や非化石原料由来のアクリル酸開発に取り組んでいます。環境データの開示を通じて、環境社会への貢献を目指し、サステナビリティに関する取り組みを強化しています。これにより、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。
海外戦略としては、中国、韓国、北米への販売会社設置や現地生産を含むチャネル戦略の強化を進めています。化粧品材料を中心にASEANやインドへの販路拡大も図っています。ITやDXの推進により、品質向上や生産性の向上を目指し、社員の働きがいやエンゲージメントの向上を図ることも重要視しています。
リスクマネジメントの強化として、コンプライアンスの徹底やサプライチェーンの強靭化、BCPの実行性強化を進めています。これにより、持続可能な成長を実現し、ステークホルダーの期待に応え続ける企業を目指しています。