大阪ソーダ【4046】 プライム(内国株式)

基礎化学品、機能化学品、住宅設備などの製造・販売、化学プラント建設、資源リサイクル事業を展開。

大阪ソーダ【4046】 プライム(内国株式)

基礎化学品、機能化学品、住宅設備などの製造・販売、化学プラント建設、資源リサイクル事業を展開。

事業内容

大阪ソーダとそのグループ企業は、2023年3月31日現在で、大阪ソーダ本体、連結子会社15社、非連結子会社1社、関連会社2社から構成されています。同社グループは主に3つの事業セグメントに分かれており、それぞれが特定の製品やサービスを提供しています。

第一のセグメントは基礎化学品で、かせいソーダ、塩酸、液化塩素などの製造・販売を行っています。このセグメントでは、ダイソーケミカル株式会社が塗料原料や接着剤原料の販売を担当し、DSロジスティクス株式会社が物流を取り扱っています。

第二のセグメントは機能化学品で、アリルエーテル類やエピクロルヒドリンゴムなどの製造・販売を行っています。このセグメントでは、ダイソーケミカル株式会社が感光性樹脂やカラーレジストの販売を、サンヨーファイン株式会社が医薬品原薬・中間体の製造・販売を、そしてDAISO Fine Chem USA,Inc.やDAISO Fine Chem GmbHなどが医薬品精製材料の製造・販売を行っています。

第三のセグメントは住宅設備などで、ダップ加工材や住宅関連製品の製造・販売を手がけています。ダイソーエンジニアリング株式会社は化学プラントや環境保全設備の建設業務を行い、大阪ソーダの設備建設および保全も担当しています。

これらの事業セグメントを通じて、大阪ソーダグループは幅広い製品とサービスを提供し、化学産業の多様なニーズに応えています。

経営方針

大阪ソーダは、独創的な技術と製品を通じて豊かな社会の実現に貢献することを企業理念とし、化学を通じて社会が求める新たな価値を提供する企業グループを目指しています。同社は、環境・安全に配慮したものづくりでサステナブルな社会の実現に貢献し、グローバル競争力のある技術と品質で顧客のニーズに応えることを経営の基本方針としています。

経済環境の不確実性が続く中、大阪ソーダは「既存事業の継続的基盤強化」、「新製品創出力の強化」、「サステナビリティ経営の推進」の3つの基本方針を掲げた新中期経営計画を策定しました。これらの方針に基づき、安定したキャッシュフローの創出と成長分野への積極的な投資を通じて事業基盤を拡充し、新規開拓や市場深耕を進めることで新製品の創出力を強化しています。

特に、環境・エネルギー、モビリティ、情報・通信、健康・ヘルスケアの4つの分野に注力し、次世代蓄電池用材料や自動車ニューノーマル素材、高熱伝導性接合剤、バイオ医薬品用精製材料などの開発を加速しています。また、サステナビリティ経営を推進するため、サステナビリティ委員会を中心に、TCFD対応、GHG排出量の算定、環境負荷低減策の立案と実行、健康経営の推進、人的資本への投資などを実施しています。

大阪ソーダは、これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現への貢献と自らの企業価値の向上を目指し、社会に信頼される企業グループを目指しています。