東亞合成【4045】 プライム(内国株式)

基幹化学品事業、ポリマー・オリゴマー事業、接着材料事業、高機能材料事業、樹脂加工製品事業、その他の事業を展開し、電解製品やアクリルモノマー、瞬間接着剤などを製造販売。

東亞合成【4045】 プライム(内国株式)

基幹化学品事業、ポリマー・オリゴマー事業、接着材料事業、高機能材料事業、樹脂加工製品事業、その他の事業を展開し、電解製品やアクリルモノマー、瞬間接着剤などを製造販売。

事業内容

東亞合成は、基幹化学品事業、ポリマー・オリゴマー事業、接着材料事業、高機能材料事業、樹脂加工製品事業、その他の事業の6つの事業セグメントを持っています。

基幹化学品事業では、カセイソーダやカセイカリ、次亜塩素酸ソーダなどの電解製品、硫酸、工業用ガス、アクリル酸、アクリル酸エステルなどのアクリルモノマーを製造販売しています。主要な関係会社には東亞テクノガス株式会社などがあります。

ポリマー・オリゴマー事業では、アクリルポリマーや高分子凝集剤、光硬化型樹脂などのアクリルオリゴマーを製造販売しています。関連会社にはMTアクアポリマー株式会社や台湾東亞合成股份有限公司などがあります。

接着材料事業では、瞬間接着剤や機能性接着剤を製造販売しています。アロン包装株式会社やトウアゴウセイ・アメリカ・インクなどが主要な関係会社です。

高機能材料事業では、高純度無機化学品や無機機能材料を製造販売しています。子会社1社と他関連会社1社がこの事業に関与しています。

樹脂加工製品事業では、環境インフラシステム製品や建材・土木製品、ライフサポート製品、エコマテリアルなどを製造販売しています。アロン化成株式会社が主要な関係会社です。

その他の事業には、新規製品の研究開発事業、輸送事業、商社事業などが含まれています。東亞物流株式会社や東亞興業株式会社などが関連会社として活動しています。

経営方針

東亞合成は、企業理念「素材と機能の可能性を追求し、化学の力で新しい幸せをあなたへ届けます。」に基づき、持続的な成長を目指しています。既存事業の拡大と新製品・新事業の創出を通じて、さらなる成長を図っています。

同社は2023年から2025年までの中期経営計画「Leap Forward to the Next 2025」を推進中です。この計画では、研究開発と設備投資に注力し、高付加価値事業の拡大を目指しています。独創的な製品や技術の創出を通じて、成長を加速させる方針です。

2024年には、川崎フロンティエンスR&Dセンターを開所し、研究開発力を強化しました。また、メディカルケア製品の早期事業化を目指し、医薬品開発製造受託機関への出資を行いました。さらに、アトランティックサーモンの陸上養殖への薬液供給にも参画しています。

海外売上高の拡大を目指し、ベトナムに新たな拠点を設立し、インドにも現地法人を設置予定です。また、半導体製造に使用される高純度液化塩化水素やリチウムイオン電池用バインダーの製造設備を増強し、関連製品の強化を図っています。

同社は、モビリティ、電子材料、メディカルケアを注力分野とし、競争力のある製品や技術を生み出すことを目指しています。また、持続可能な社会の実現に貢献するため、温室効果ガス排出削減にも取り組んでいます。

東亞合成は、研究開発力の強化、デジタルトランスフォーメーションの推進、人材の確保と育成、サステナブル経営の推進を重要施策としています。これにより、企業の競争力と持続可能性を高めることを目指しています。