ザ・パック【3950】 プライム(内国株式)

紙加工品、化成品、その他事業を展開し、紙袋やポリ袋、ギフト品、宣伝広告用品などの製造・販売を手がける。

ザ・パック【3950】 プライム(内国株式)

紙加工品、化成品、その他事業を展開し、紙袋やポリ袋、ギフト品、宣伝広告用品などの製造・販売を手がける。

事業内容

ザ・パックは、紙加工品、化成品、その他の商品の製造・販売を主な事業としています。これに関連する研究、物流、サービスも手がけています。ザ・パックグループは、ザ・パック本社と8つの連結子会社で構成されています。

紙加工品事業では、紙袋、印刷紙器、段ボールなどを製造、仕入、販売しています。この事業には、ザ・パック本社、京浜特殊印刷、日幸印刷、パックタケヤマ、西日本印刷工業、カンナル印刷、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)、特百嘉包装制品(常熟)が関与しています。

化成品事業では、ポリ袋やテーラーバッグの製造、仕入、販売を行っています。この事業には、ザ・パック本社、パックタケヤマ、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)が関与しています。

その他事業では、ギフト品、用度品、値札、デザイン制作、宣伝広告用品の仕入、販売を行っています。この事業には、ザ・パック本社、パックタケヤマ、西日本印刷工業、カンナル印刷、ザ・パックアメリカコーポレーション、特百嘉包装品貿易(上海)が関与しています。

ザ・パックアメリカコーポレーションは米国法人で、主に米国市場を対象としています。特百嘉包装品貿易(上海)と特百嘉包装制品(常熟)は中国法人で、中国国内向けの販売や生産を行っています。

経営方針

ザ・パックは、持続可能な成長を目指し、パッケージのトータルソリューション企業としての地位を強化しています。同社は「進化 -パーパス経営・サステイナブル経営のスタート-」を中期経営計画のスローガンに掲げ、2025年までに連結売上高1,070億円、営業利益83億円を目指しています。

成長戦略として、ザ・パックは食品市場やEC/通販市場、物流業界への注力を強化しています。特に、食品用紙製一次容器の販売強化や、輸送効率向上に貢献する紙製宅配袋の供給能力向上に取り組んでいます。また、環境対応商品の販売を通じて、社会貢献とブランド価値の向上を図っています。

人的資本戦略では、多様な人材の確保と育成に力を入れています。キャリア採用の強化や女性活躍推進、障がい者雇用の拡大を進める一方で、研修制度の充実やスキルアップ支援を行っています。さらに、働く環境の整備や従業員エンゲージメントの最大化を目指しています。

財務戦略においては、成長投資や株主還元を通じて効率的かつ継続的な成長を支えています。設備投資や新規事業への投資を行い、配当性向35%以上を維持しつつ、自社株買いを実施する計画です。これにより、安定した財務基盤を築き、持続可能な成長を実現します。